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amicaの色いろ che colore...?  

芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。

Category: amicaの大切な人たち

理想の家具 

2012/03/16 Fri.

最近、家具の大切さと楽しさを知ることがあったので、
今回はそれを書こうかなと。

新しく昨年秋からレッスンをさせていただいている、靱公園のサロン、
とても素敵なデザイナーさんのお部屋なのですが、
靱公園の緑が窓一面に見える素晴らしいロケーション。。。

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四季折々の自然の美しさを愛でて過ごせるのは言うまでもなく、
写っているように、なんと素晴らしい音響システムも完備なのです。。。
お気に入りの本と共にのんびり過ごすにはこのうえなく贅沢な場所。。。


ですが、唯一、レッスンをするうえで足りないものがありました。

それは、机。 
人が数名、作業ができるような大きさと安定感のあるもの。

とはいえ、普段はゆったりとしたサロンのレイアウトにされているので、
毎回、レッスンのたびにテーブルを運び込むか、
ソファの下(約12センチ)に収納できる、折りたたみ式のもの。。。
素材はサロンで使用している椅子と合わせたもの。
大きさは6名掛けで、足入れがしやすいもの。

というような条件でネットで検索。
目が回るくらい探した結果、、、、無い、

もう、作るしかない、


ということで、
サロンの持ち主の姫野さんに相談し、
素材やサイズなど、アドバイスをいただく。

早速、それを元に頭でデザインを組み立てて、
ダンボールで10分の一の模型を作成(笑)

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大きな板をホームセンターで購入し、
作る気合満々、意気揚々と帰ってきました。
(この時点では糸ノコで作る気でいた、、、笑)

しかしながら、
人が何人も作業をする台でもあるし、安全面も考えなければいけないし、
(それに、糸ノコじゃ無理だよ、とJqualiaの松下さんにもアドバイスをいただき。。汗)

そこは専門家に相談だ、ということで、
姫野さんからご指名となった、枚方で木工のお仕事をされている賀来さんに白羽の矢が。

賀来さんが工房として使ってらっしゃるところで、
緊急のワークショップが始まりました。

とにかく、小学生か中学生以来の、サンドペーパー。
そして、機械の(←呼び名がわからないけど)ヤスリがけ。
気温3度くらいの寒さの中、ひたすら、ささくれを直し、滑らかに。
ヤスリがけで、木の粉が出るわ出るわ、、、

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大量の白い粉を体中に浴びた頃、
理想的なテーブルが、完成しました。

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画像ではわかりにくいのですが、
木工職人の賀来さんの知恵と技術がそこここに施され、
厚さ12ミリとは思えない、素晴らしい安定感が実現。
その安定感には賀来さん自身がびっくりして「おおお~」と声が出てしまうほどでした。
また「姫野さんのサロンに置くテーブル」ということから、
賀来さんは仕上げの美しさにも妥協なくエネルギーを注がれ、
なおかつ、使う私達女性が一人でも組み立てて解体もできるような、
「ひとりでできるもん」な仕様も兼ね備えているという完璧さ、、、!


本当に、素晴らしい!(ちょっと自画自賛!)
ぜひ靱公園のサロンに来られた方は、景色とともにテーブルもご堪能ください(笑)




家具といえば。。。
最近気付いたことがありました。

頭では知ってわかっているつもりのことが、
あるきっかけでそれが「実感」に変わることがよくあります。

それが今回は、とある家具で。


先月、一脚の椅子を買いました。

大阪のgrafさんの、初めての家具、
プランクトンチェアというgrafさんの最も古くからあるデザインの椅子だそうで、
木の種類や塗装の色、木目の模様(正目か板目か)も選べるという、
それをすぐ近くのgrafさんの工房で作ってくれるというもの。

で、引取りに行って、ウチにやってきたのがこの色。

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すわり心地がよいのはお店でも確認済、
色は思ったよりもウチにしっくり、
お花を置いても映えるし、カッコイイし、
良かったなあと。


なんだかでも、それだけではない、何か、

一から選んで作ってもらったという特別感なのか、

単なる愛着、とも違う何か、


そう思って数日、

あ、と気付いた。


私は今まで何か食べに行くにしても、
オーナーシェフのいるところを選んでいるし、
雑貨や洋服、オーナーさんの顔が見えるところのほうが面白いと選ぶほう、、

そういう意味では、
「顔が見える家具」。
今回、私は初めて買ったわけです。

そこには金銭ではない「豊かさ」と、確実に「安心感」がある。


「安心感」・・・・・!


もちろん、一方で全く逆の、
顔を合わせる煩わしさのないモノの買い方もありますが、

これからのキーワードとして、私も、
この「安心感」は大切に意識していくものだということを気付かされました。


ひとつひとつ、
そういう豊かなものたちと一緒に暮らしていけるのが理想、

少しずつ、揃えていこう。





姫野さんのサロンはレッスンのお申し込みの方にお知らせします。

3月25日(日) 10:30~ キッズレッスン、
         13:30~ メンズフラワーレッスン(ブーケを組みますよ!)

Jqualiaさんは芦屋市茶屋之町、松下さんご夫妻の木工家具のお店です。

賀来さんの枚方家具団地の家具町LAB.では様々なワークショップを開催中。



皆さま、ご協力ありがとうございました☆・・・・・・・amica サイト

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コラボレーション 

2011/07/04 Mon.

 
7月に入り、梅雨空にも慣れてきました。

紫陽花とくちなしの季節もそろそろ終わり、いよいよ夏の気配もそこまで。


6月最後の週末に、数々のコラボがありました。

プロダクト&空間デザイナーの柳原照弘さんの、
新しい京都のアトリエのお披露目を兼ねた、一日だけのインスタレーション。
その日のコラボレーションは、華道家の片桐功敦さんと、写真家の鈴木崇さんと。

柳原さんにとって、思い入れのある、その素晴らしい御宅を舞台に、
「記憶」ということをテーマにした作品が展示されました。
(作品画像は鈴木崇さんのサイトでご確認ください)

私も四季を通じて何度も通った、大好きな圓通寺の近く。
豊かな自然が残るその場所で、
柳原さんが花器となる素材を集め、
片桐さんが同じように、その場所の近くで活ける花材を集める。
その素材感、活けられた花や木々。
ありふれたはずのものが、特別な景色を作る。

鈴木さんには、自ら作品の説明をしていただきました。
夕刻の、太陽の温度の変化がそのまま写真に、そう聞くと、
ふんわりとした色彩も、生々しく感じられる。
作者の方に直接説明を受けながら作品を拝見するという、贅沢。。。


そしてこの日、日月餅(7月からは「餅匠 しづく」に改名)の石田嘉宏さんにより、
「記憶だけが残るような、消えていくお餅を」という柳原さんのリクエストで、
タイトル「はかない餅」というお菓子が現地で作られました。

お座敷には、黒い水盤に水が張られ、タイサンボクの花びらが浮かんでいます。
床の間には、咲きみだれるようなタイサンボク。

その、消えていくお菓子が、その花びらの上に乗せて供されました。
写真

水面に映っているのは、石田さんと、お庭のヤツデの葉。
暑い日の夜の、涼やかな演出。

梅酒の香りを含んだ泡のような部分と、
餡と、そこに山芋に手を加えて細かくしたもの、金粉があしらわれたそのお菓子。

花びらにタイサンボクの香りが残っているはずはないのに、
記憶の中のタイサンボクが浮かび、そのときの香りと混ざり合い、匂い立ち、
懐かしい風景を思ううちに、口の中のお菓子は消えて行きました。
まさに、記憶だけが残る、「はかない餅」。

柳原さんのイメージを、石田さんが形にし、
それを片桐さんの提案で、まるで平安貴族のような、雅な遊びに変える。

コラボレーションは、足し算でなく、掛け算、そんな言葉を思い出す。
一緒に作ることで、想像の何倍ものひらめきが生まれ、完成度が上がっていく。

この日、初めてきちんとお話させていただいたこの方たち、それぞれに興味深く。。。
市場で何度かお見かけしていたけどようやくお話できた片桐さんには、
3月の佐川美術館の桜のお話、そのすさまじい裏話なども。

それぞれの皆さんの、今後のご活躍が、更に楽しみになりました。


続いてのコラボは芦屋、
「京料理たか木」さんと「永来権」さんが、
東日本の酒蔵を応援するためのチャリティ、
「一日だけの居酒屋」を。

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定休日にお店を開け、
各店、全員がボランティアで出勤、
素材の多く(鱧や、金目鯛、蛸、などなど)を中央市場が無償提供し、
そこに、一級品の職人技を加えた大皿料理が並びました。
いつもよりも驚くほどお安い居酒屋価格で、
カウンター席は特に、高木さん自らが調理全般、ご飯をよそい、お茶を淹れて下さり、
本当にもったいないような時間でした。
お店は全席、2回転が予約で埋まり、さぞやお疲れだったかと思いますが、
翌日には、東北の酒蔵を取り次いでいる京都の酒屋さんまで、集まった売上金を持って行かれました。


力があって、刺激し合える仲間がいて、
何かをきっかけに、コラボレーションという賜物、宝石が誕生する。
その輝き、ハーモニーの共鳴に、こころがときめく。

そういえば、私も、
水面下で、大事にコラボを計画中。

きちんと形にしていくこと、それを続けること、それが今の目標。



また、カタチになったときには、お知らせします。



7月、蓮の花もステキですが、富良野からのこの花たちが届きます・・・amica公式サイト

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2019-09