amicaの色いろ che colore...?
芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。
Category: 花のシゴト
6月の花たち
2014/06/19 Thu.
今週はあじさいをメインとした水生けの講座。
その模様はまた詳しく書くことにします。
今回はレッスンでもご質問を受けた、お花の管理について。

ポイントはふたつ。
「新鮮なお水に」「たっぷりと」浸けてください。
6月の花たちは水を好みます。
細い花瓶で少しの水で生けるのではなく、
お水がたっぷりと入るものが好ましいです。
また、できるだけ余分は葉は取ってお水が花まで行き渡るように。
茎は長いより短いほうが長持ちします。
これからの季節は気温の上昇とともに水温もあがり
水質が悪化(バクテリアの発生)しやすくなります。
こまめな水換え(一日最低一回以上)と涼しい場所に置くこと、
水温を下げるために氷を入れることもよいですし、
専用の延命材なども一定の効果があります。
茎の切り口は出来るだけ鋭利なもので斜めにカット。
水換えのたびに切り戻し(新しい切り口を出すために2センチくらい上をカット)して新鮮なお水に。
花器は水換えのたびに中性洗剤とスポンジでぬめりなどを荒い流すこと、
洗いにくいものは漂白剤を垂らすと良いです。
これでガラス花器などはつねに透明感が保てます。
と、色々書きましたが、効果てきめん、
日持ちがぐっと変わりますのでぜひお試しくださいね。
それにしても、6月という季節の花たち、
一年を通してみても、同じ季節に咲く花で、
これほど相性がよいものはないのではと、
個人的には感じます。
あじさいという細やかで優しい表情のぽってり感、
そこにこのふわふわとしたスモークツリー。
花の仕事をしているといつも思うのですが、
神様はなんてセンスが素晴らしいんだろう、と。
この取り合わせにもしみじみ感動を覚えます。
あじさいも輸入ものの肉厚で強いものもありますし、
国産でもその品種が出回って普通に入手できるようになりました。
それでもこの繊細で儚げな昔からある紫陽花、
この表情だからこその梅雨の風情ですね。
あたりにはくちなしの甘い香りとともに。。。
どうぞ、ロマンティックな6月を。

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Category: 思うこと
ガンジーのことば
2014/06/13 Fri.
5月が例年以上に忙しく、
気づけば6月も半ばになろうとしています。
仕事として花に携わり20年以上が過ぎ、
関わるひとたちも増えていきました。
そのご縁の中で大好きな仕事をさせていただいています。
最近、とても大切な言葉を知りました。
様々なところでシェアされた動画で、小出裕章氏が原発に関わるさまざまなことを訴える発言の最後に、ガンジーの「七つの社会的大罪」が引用されました。
(以下引用)
「『道徳なき商業』。これは多分、東京電力始めとする電力会社に私は当てはまると思います。そして『人間性なき科学』と。これは私も含めたアカデミズムの世界がこれまで原子力に丸ごと加担してきたと、いうことを私はこれで問いたいと思います」
原発についての話はここでは掘り下げることはしませんが、
どんな職種であれ、商売に携わるひとは心に留めるべき言葉だと思います。
「道徳なき商売」
これは携わるひとたちを、
お金を払ってるひとたちをも、
すべてを裏切る行為、
とても大きな罪だと思います。
ここ二年ほどで関わるひとたちが変わりました。
「良心に従い、安心安全で生命力溢れる素材を厳選し、
活力を呼び、やすらぎを与えるお菓子を創る」
という思いでお菓子づくりをしている餅匠しづくの石田さんを始め、
積み重ねた技術と誠実さでお仕事をしている方々。
真摯に仕事に向かわれる姿勢に、その作品に、
私も学ばせていただく日々。
骨董でもなんでも、
本物だけを見ていると、
まがい物はすぐに分かるのだそうです。
これからも見る目を磨いて、
私も良心に従い、
渾身の仕事を重ねていこうと思います。
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