amicaの色いろ che colore...?
芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。
Category: ウェディング
イベントのお知らせ
2013/01/31 Thu.
フランス製の美しいリボン、
そのカタログがどっさり届きました。

全体の厚さは30センチ以上、、、!

ワイヤー入りの色鮮やかなものはもちろん、
他にもコード状のものや、ラメやスパンコールのものまで。
こちらの会社にはもう10年以上前からお世話になっているのですが、
今回はまたたっぷりお送りいただきました。
とにかく、もう、リボン大好き!
リボン好きが高じて、
数年前にはMOKUBAリボンでクリスマスオーナメントを作りました。


で、今回カタログを送っていただいたのは、
来月のイベントでリングピローを作るからです。
阪急うめだ本店にて
期間限定ショップにワークショップ隊で参加します。
結婚式では必需品なのに、
なかなか思うようなリングピローがない、というお声が今まで多く、
その都度制作してきましたが、
今回、これを機にカルトナージュの手法で、
美しいリングピローを作ってみようと思いました。
結婚式が終わったあとにも、
ジュエリーケースとして愛用していただけるような、
お部屋のインテリアにもなるようなもの。
花嫁さんご自身はもちろん、
プレゼントや、いつかの日のために、など、
ぜひ、この美しいリボンとともに、
手づくりの楽しさを味わってください。
◎フランスリボンで作るリングピロー
日時 : 2月23日(土)11時〜、15時〜、19時〜
料金 : ¥8,000
なお、席数が少ないので、
ご興味ある方はお早めにお申込みください。
お問い合わせ、お申込みはHPからメールでお送りください。
阪急百貨店では申込みの受付はしておりませんのでご注意ください。
「花嫁の支度部屋」
2013・2・20水~26火
日~木 10:00~20:00 金・土 10:00~21:00
(イベント最終日は17:00閉場)
阪急百貨店うめだ本店 10Fうめだスーク・中央街区
イベント専用サイト
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Category: 思うこと
違和感
2013/01/29 Tue.
今までの何十年かのような、
経済成長が、これからの幸せを作るのかということ、
「花」は消費されていくものだし、
景気がよくなれば消費量も増えるし、
利益が上がって業界も潤っていく
今の仕事を今のまましていくには、
経済成長がいいのだろうけど、
何かしら、そこには違和感を感じる。
もう、どう改革したところで、
かつてのような右肩上がりの成長はないと思うし、
成長すること=豊かさの実現、という考え自体が
今からの価値観に合わないような気がする。
そんな風に思っていると、
色々なひとが、同じように語るのが耳に入ってくる、
漠然と、何か大きな山を越えて別の景色を探す時期かとも思う。
答えはどこにあるんだろう、
そう思ってるときに目にした一冊、
聴きに行きたいと思っていた対談が本になっていました。
ビデオはこちら
経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?
(あれ?!なんだか知り合いの方が出演されてて驚きましたが・・!)
お二人のお話はそれぞれに面白い、
どんな風にテーマが語られていくのか、
どんなヒントがあるのか、
これは見てみなければ。
色々な矛盾を感じつつも、
今までとは別の豊かさを探しながら、
これからも自分の出来ることをしっかりと、
続けていきたいと思います。
(豊かさについて一年前にはこんなこと書いてました。)
amica flowers 2月の講座。
18日(月) 靭公園サロン 18:00~
12日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
16日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
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Category: 花のシゴト
続続フローリストの道具
2013/01/27 Sun.
今回もちょっとマニアックな道具の話(笑)
フラワーのブログ、
もっと優雅が良いのかもしれませんが、
私はいつも、ありのままをと思っています。
優雅な部分ももちろんありますが、
日々の作業は地道なものがほとんどです。
さて今回は霧吹きについて。
仕上がったアレンジやブーケに、
または鉢植えの植物に、
仕事柄、霧吹きは欠かせません。
簡単にホームセンターで入手できるものや、
逆に、アンティークショップにあるようなガラス製のもの、
ステンレスでインテリア性の高いもの、
イギリス製の加圧式のものなどなど、
一体今まで何種類のを試してきたかわかりません。
ホームセンターのものは一年もするとポンプのところがダメになり、
インテリア性の高いものはだいたいは使いにくい、
イギリス製のは霧はしっかり出るけど大きすぎて重い、
結構、酷使する道具なので、
なかなかこれというものがありませんでした。
が!
とあるきっかけで教えてもらったコレ!
キャッチコピーは、
スプレー造りの技術の結集!

中は真鍮製、驚きのパーツの多さ!
ステキすぎて大興奮!(笑)
320CCという手頃な大きさも素晴らしいし、
目に見えないくらいの細かい霧がたっぷり。
早速ポチりました。
作っているのは1950年創業のマルハチ産業株式会社。
掲載ページはこちら。
この会社、この霧吹きにかける情熱と、
他の商品のクオリティの差がやや気になりますが(笑)
元々は60年近くかけて霧吹きを作ってきた会社ということだと思われます。
この、なんともいえないレトロ感の漂う箱。

私のは近日中に届くので、今から楽しみです。
教えてくれた人に感謝。
良い道具は、
モノを作る気持ちを整えてくれるので、
ひとつひとつ揃えて、大事に使っていこうと思います。
amica flowers 2月の講座。
18日(月) 靭公園サロン 18:00~
12日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
16日(日) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
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森と庭と
2013/01/25 Fri.
今年のパリコレの様子が、
友人含め色々なところから入ってきます。
以前は地上波で放映されていたファッション通信、
今はBS JAPANで見ることができるようです。
ファッション通信
フラワーの仕事はインテリアやファッションの影響も大きく、
やはりその年の傾向などは興味の湧くところ。
まあ、それより前に、とにかく好きというのもありますが。
今年のファッションの傾向などは専門家にお任せするとして、
ショー自体のテーマだけピックアップしてみたいと思います。
今年の春夏のショーで、
森、緑、庭、というキーワードを使ったところが多く、
私が聞いただけでも、
Christian Dior、CHANEL、VALENTINO、など、
新しい世代のブランドほどその傾向が強かったようです。
シャネルはグラン・パレ、まるで植物園の中でのショー。
この動画はカメラワークも素晴らしい。
http://youtu.be/8XqTkOpVuI4
キャットウォークを最初にやめたのは川久保玲さんだったかと記憶していますが、
モデルはいつからキャットウォークをしなくなったんだろう、
あの、肩で風を切るような、身体をくねらせるような、
それさえも時代を反映しているのかもしれません。
シャネルのショーでは森の中を瞑想しながら歩いているかのよう。
どこも素晴らしいショーだったとのことですが、
中でも際立っていたのがクリスチャン・ディオール、
デザイナーにラフ・シモンズを迎えての2回目のショー。
http://www.apparel-web.com/collection/2013ss/hautecouture/christian-dior/
このステージ装飾、
いいフローリストが、いい仕事をしている、
キリッとして見ていて気持ちが良い。。。
テーマが森や緑に移り、
モデルが静かに歩き、
その中で目を引くのは、
服にまつわる職人たちの手仕事、
刺繍、染色、素材、その組み合わせ、
本当に画像で見るだけでもため息が出る。
近くで、手にとって見たらどんなふうかと。
ファッションショーはほんの短い時間、
そこまでの集中力、探究心、そのテンション、
モデル選びから、照明から音響、すべての見せ方、
私も十数回ウエディングドレスのショーを演出したこともあり、
いかに神経をすり減らすかと、その興奮と達成感と、
両方を知り、他にはない歓びも知る。
2013年の色々なショーを見ていると、
最近のフラワーの流れと、
やはりキーワードは共通する。
ナチュラルで、優しいもの。
ただ、優しいだけじゃなく、
そこには自然だからこその苦味や、アクも、
バランス正しく含まれる。
私も、今年も緑をたくさん使って、
色々なところを森に、庭に、
キリッと美しいシーンを作りたいと思います。

画像は椿。
シャネルの今年のジュエリーのテーマはカメリア(椿)。
amica flowers 今月の講座。
21日(月) 靭公園サロン 18:00~
22日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
26日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
27日(日) 芦屋アトリエ 10:00~
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Category: 花のシゴト
続フローリストの道具
2013/01/22 Tue.
以前、道具について少し書いたことがありますが、
フローリストの道具箱
名匠とバレリーナ
花ばさみには、
パステルカラーの、フェミニンな「アレンジ鋏」か、
華道で使う和鋏か、とにかく、
コレという美しく切れ味も良いものがないと常々思っていました。
そんな思いもあり、
ここ一〜二年くらい、
若きハサミ職人さんに、
オリジナルで花鋏を作っていただいております。
元々が四代続く裁ちばさみ専門の職人さん、
花鋏はチャレンジしたい分野とのことで、
意欲的に、デザインも、刃も、
今までにないものを、と。
試作品を作ってはモニタリング、
微調整を加えて、またしばらく使って、
それを繰り返し、繰り返し、

画像は下が初代、上が進化した二代目、
花鋏とひとくちに言っても、
実際いまのところ私は3種類を使い分けているので、
すべてをカバーするのは難しい、
その中の何をメインにするか。
枝モノが切れるように、
その枝の太さはどのくらい、
太くても柔らかい枝もあり、
どの程度の強度にしようか、などなど、
何気なく普段使っているものを見直す、
華道の「道」がつく世界、奥が深く面白い。
左は進化した二代目、
右は祖母の形見の木屋の鋏、

進化した二代目、
切れ味はかなり良くなったものの、
ある決定的なことが発覚、
根本から修正になる可能性が出て来ました。
硬い枝を切れる「刃」、
そこにこだわって試行錯誤していただいていたのですが、
ポイントはなんと、握りの部分にありました。
シックなデザインのラインが、
さて、どんな風になることでしょう・・・!
そこはハサミ職人でもあり、デザイナーでもある
Tさんの腕の見せどころ。
裁ちばさみから、花鋏への発展、
プラスチックで使い捨てにしているところも多いですが、
できればいいモノを長く使いたい、
職人さんとの新鮮なやりとり、
引き続き、楽しく進めていきたいと思います。
amica flowers 今月の講座。
21日(月) 靭公園サロン 18:00~
22日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
26日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
27日(日) 芦屋アトリエ 10:00~
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Category: レッスン
優雅なサロン
2013/01/22 Tue.
フラワーアレンジメントを習うことが、
身だしなみのひとつ、という方も多いけれど、
純粋にお花が好き、というひと、
何かものを作るのが好き、というひとも多い。
amicaのフラワースクールに通ってる方は、
どちらかというと後者のほう、
資格や肩書きよりも、
季節の生花を楽しむことによろこびを感じる方々、
心やすまるひとときでもあり、
日常とは別の感性にスイッチが入る時間、
今月は日本水仙をたっぷりと。
もちろん今回も年に一度の「日本水仙について語る日」、
扱い方や歴史など様々なことを。
制作は花器から手づくり。


今朝の入荷でまだまだつぼみ、
咲くとこんなに可憐で甘い香りも。

今回から大阪は靭公園が見渡せるサロンで。
優雅な音楽が流れる、居心地の良い空間、
美しいデザイン書の数々、小さな盆栽、
この場所には感性を静かに澄みわたらせてくれるものがいっぱい。

本町の教室は新しいステージに。
こちらのサロン、
素晴らしいオーディオ機器と音源が揃っています。
今日のレッスンのBGM
色々な方とのご縁、ご協力のおかげで実現しました。
ありがとうございます♡
次回の靭公園サロン、
2月は18日(月)の18時〜です。
amica flowers 今月の講座。
21日(月) 靭公園サロン 18:00~
22日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
26日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
27日(日) 芦屋アトリエ 10:00~
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Category: amicaの大切な人たち
脳内の解像度
2013/01/20 Sun.
今日は神戸のデザイン・クリエイティブセンターでの、
椿昇さんと山下里加さんのトークセッションを聞いて来ました。
東日本大震災復興支援のイベント
「つくることが生きること」神戸展。
椿昇さんのお話には、
真実の熱を帯びた、広い視野のことばが多く、
今回もそのエネルギーに圧倒されました。
昨年秋の霧島への旅でも、
力強い作品に目の覚める思いでした。
今回は神戸の震災当時のお話や、
アートにできることは、というお話、
ひとの意識におぼろげにあるものの、
脳内の解像度を上げること、ということばが印象的でした。
今回展示のMUSHROOM(2009年)も
日本の核の未来を暗示しているものでした。
書き留めてるひとも多く、
発想、その表現、そしてときどき笑いも、
とにかく椿昇さん節がたっっぷり、
一時間半があっという間でした。
終わってからは、
椿昇さんと、MUSHROOMの前でみんなで記念撮影。

きみどりの開運バッグを作ってくださった椿みすずさん、
作陶家の三木陽子さん、
バッグ作家の黒田なおみさんと。
終わってからのおしゃべりも刺激いっぱい、
ジャンルはちがっても、
純粋にものを作って表現するひとたち、
共感するところ、新しい発見、
それぞれの環境で、
眩しいくらい、いのちを燃やしている
わたしもまた、
明日から、余すところなく燃焼しよう、
そう思えた夜でした。
作品展示は1月27日まで。
amica flowers 今月の講座。
21日(月) 靭公園サロン 18:00~
22日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
26日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
27日(日) 芦屋アトリエ 10:00~
なお、本町教室は靭公園サロンに場所が変更になりましたので、
お気をつけください。
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Category: レッスン
ツェツェ・アソシエ
2013/01/18 Fri.
来週からの講座、
水仙が主役なのはお知らせ済みですが、
今年は花器を手づくりします。
それも、日本の1月らしい素材で。
インスパイアの元になったのは、
フランスのこの花器。
ツェツェ・アソシエの「四月の花器」、
有名なデザインなのでどこかで目にされたかもしれません。

ツェツェ・アソシエの紹介ページ
この花器はとても思い出深く、
今から18年前(古い、、)、花の仕事でパリへ行ったときに、
知人が購入したのですが、
旅のガイドをしている方が「新巻鮭ですか?」と冗談を言ったのです。
確かに梱包の箱は平たく細長く、
まさにそんな感じでした(笑)。
今はツェツェ・アソシエのデザインのひとつとして扱われていますが、
まだその組織さえなかったときなので、
当時のものがオリジナルだと思っています。
また、このスタイルの花器には、
日本でも活けたことがありました。
古式ゆかしい場所での、あえての西洋の花。


植物が自然に生えているように、
かつリズミカルに活けられるこのスタイル、
応用範囲も広く、楽しめる花器です。
そう、今回はこのイメージを、
1月の和の素材で手づくりします。
好評につき日程を増やしました。
来週なので、お早めにお申込みくださいね。
21日(月) 靭公園サロン 18:00~
22日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
26日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
27日(日) 芦屋アトリエ 10:00~
なお、本町教室は靭公園サロンに場所が変更になりましたので、
お気をつけください。
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Category: 雑誌掲載
ウエディングブーケを作り続けて
2013/01/17 Thu.
25ansウエディングの方がブログで紹介してくださいました。
25ansウエディング編集部ブログ
気持ちばかりの御礼のつもりだったのですが、
もったいないお言葉で、大変ありがたいです。

ウエディングブーケを出発点として、
これまで20年、
情熱を注いで続けてきたことが、
最近評価していただけているようで、
うれしく、とても励みになり、
そしてまた、
いままでのものにとらわれない、
新しいウエディングファッションにふさわしいものを、
これからも提案していこうと、こころに誓うのです。
昨年秋からは、
うめだ阪急4階のブライダルサロンにて、
ウエディングフラワーの提案をさせていただくことになりました。
オフィスタワーの26階のドレスサロンにも、
amicaの様々なブーケが10数点、
試着の際のドレススタイルに花を添えています。
美しいカタログでも何点かご覧いただけます。

これからのウエディングは、
会場選びから、ではなく、
ウエディングデザイナー(いわばプランナー)さんに相談して、
お二人らしい、自由な一日に作り上げていく、
そんな流れになっていきます。
阪急うめだ本店4階、
ファッションフロアの中にある新しいウエディングサロンに、
お立ち寄りくださいね。
阪急ブライダルサロン
なお、来月には
阪急うめだ本店でのウエディングのイベントにも参加する予定です。
詳細は決まり次第お知らせしますね。
さて、来週の講座は、白い花。
素晴らしい香りの水仙を使います。
2013年はフランスで生まれた人気の花器、
のような花器を作ります(!)
お楽しみに。

日程と場所は以下の通り。
お申込みはHPのメールボタンから。
21日 靭公園サロン 18時〜 ←場所変更になりました
22日 芦屋教室 10時30分〜、14時〜
26日 芦屋教室 10時〜、14時〜
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Category: amicaの大切な人たち
オリジナルのデザイン
2013/01/16 Wed.
ネットでなんでも情報収集できるようになると、
何がオリジナルで、何がコピーか、
よほど気をつけてみないと、
本物が分からなくなる。
今日はとあるレッスンのサイトでみたことば、
amicaのサイトでも下記のように書き記しています。
講座内容、デザインは全てamicaオリジナルのものです。
無断転用は固くお断りします。
レッスンの講座内容や、そのデザインについては、
以前から何度か色々なところでコピーされていて、
ある意味仕方ないと諦めていました。
そのうち、講座の内容だけでなく、
私の15年のレッスン経験で練ってきた根幹ともいえる、
「amicaのレッスンスタイル」というコンセプトの文面を、
コピペで真似した人物もおりました。
それも近いエリアで。
呆れるというか、なんというのか、
真似されたことで気分が悪いのはもちろんですが、
ひとこと、言いたいのは、
そんな浅ましさで、
命ある花に向かってはいかんよ、と。
とにかく、先へいくしかない、です。
自分が思う美しいものを作っていくしかありません。
そんな勇気をもらえる方、
そのおひとりが、
昨年、わたしのイメージに合わせて、
一点物のバッグを作ってくださったsolusさん!

モノトーンの服が多いわたし、
漠然と、キミドリが好き、とお話したところ、
どんどんイメージをふくらませてくださって、
19世紀のアンティークボタン(花を運ぶ小鳥がモチーフ)や、
インパクトのあるハラコ素材を合わせてくださって、
ナチュラルで、かつ、エッジの利いたバッグを作ってくださいました。
モノトーンのファッションにアクセントになるうえ、
このバッグひとつで、Tシャツにデニムでもワンランクアップするのです。
使いやすさや楽しさをいっぱいに感じさせてくれるバッグ、
実は開運バッグでもあります。
おかげで、これを受け取った昨年夏以降、
色々な楽しいことが起こりました☆
solus さんの、ものづくりのエネルギーが、
私にも刺激になり、気持ちをアップさせてくれます。
とにかく、前へ前へ、作ることを続けていこう。
さて、そのsolusさんのバッグ、
うめだ阪急の、10階、スーク北街区、
GALERIE le ton du temps(ガルレ・ル・トン・デュ・トン)、
その奥にsolus さんのコーナーがあります。
人気で、新作が発表されるとすぐに売れてしまいますので、
詳細はブログでご確認のうえ、コーナーへ行ってみてくださいね。
ブログでは作品のアイデアも素材合わせもことばも、
オリジナルの強さにあふれています。
http://d.hatena.ne.jp/tsubaki_style/
さて、来週の講座は、白い花。
素晴らしい香りの水仙を使います。
2013年はフランスで生まれた人気の花器、
のような花器を作ります(!)
お楽しみに。

日程と場所は以下の通り。
お申込みはHPのメールボタンから。
21日 本町教室 18時〜
22日 芦屋教室 10時30分〜、14時〜
26日 芦屋教室 10時〜、14時〜
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Category: 思うこと
すべてのものは、自分の表現
2013/01/15 Tue.
先日は京都へ。
毎年恒例の京都恵美須神社に、
パワーの詰まった笹をいただきに。
夕方のそのお参りの前に、
ひさしぶりに河井寛次郎記念館へ。
もしかしたら十年以上前だったか定かではないけれど、
その作品や建物の印象は鮮やかに焼き付いている。
民藝の器は、雑器だというひともいる、
でもそこに、心血を注いだ芸術家がいて、
河井寛次郎さんもそのひとり。
器とともに、ことばも数多く残されている。
今回のタイトル、
すべてのものは 自分の表現
というのもそのひとつ。
最近考えていたことにピッタリと重なり、
こころにズシリと響きました。
自分が作る作品はもちろんのこと、
暮らしの道具を選ぶことも、
話すことばのひとつひとつも、
仕事や、友を選ぶことも。
すべてを自分の表現として、
意識を持って暮らそうと。
京都へ行ったらかならず寄るのが麸嘉さん。
御所から西へ、ひっそりとした小道を入ったところにあるお店。
ここの麩まんじゅう、好き過ぎなのです。。。

そこから南へ、
昨年から色々なところで耳にする、カフェへ。
いわゆる、いまどきのカフェ。
家具には古道具を使っていて、
一部ギャラリーにして作家作品を展示したり、
興味をそそる古書を並べてていたり、
メニューは全国世界のブランド茶を揃えていたり、
全体として抜かりなくカフェとしての表現はされていましたが、
残念ながら「表現優先」(あるいはそれのみ)の空間、
多少のリラックスを求めて来た者にとって、
ひとときを過ごす場としては、正直、しんどい。
カフェは、もちろんオーナーさんの個人的な表現の場であるし、
それが濃ければ濃いほどいいなと思う。
すべてのものは、そのひとの表現、
すみずみまで感じられるほどに楽しい。
とはいえ、
それが押し付けがましいものになると、居心地が悪い。
あくまでも、来たひとがお金を払って飲み物をたのみ、過ごす場所、
オーナーの表現の場でもある反面、
お客であるひとたちのための空間でもある、と
私は思う。
そのバランスが「いい感じ」でないと、
この居心地になるんだなと、
改めて感じた次第。
居心地の感じ方もひとそれぞれなので、
色んなお店があっていいとは思う。
今まで行った、いいカフェを思い返してみる。
芦屋の「麓」、苦楽園の「bin」、
東京や京都にも何ヶ所もあった、
古いところでは、中津の初代の「カンテ・グランテ」がそうだった。
表現という刺激と、居心地のよさと。
そこにはオーナーさんのバランス感覚、ホスピタリティ、
それによって醸し出される空気感がある。
面白いな、カフェも深い。
そのカフェをあとにして、いよいよ恵美須神社へ。
この笹のおかげで、
ここ数年のご縁には目を見張るものがある。
人気大よせ(にんきおおよせ)

例年よりもたくさんのひとで賑わっていました。
これで今年もまた、
素晴らしいご縁が広がっていくことを願い、
そのご縁を大切にしたいと思います。
さて、レッスンの始まりは、白い花。
素晴らしい香りの水仙を使った講座。
2013年はあの有名な花器のような花器を作ります(!)
お楽しみに。

日程と場所は以下の通り。
お申込みはHPのメールボタンから。
21日 本町教室 18時〜
22日 芦屋教室 10時30分〜、14時〜
26日 芦屋教室 10時〜、14時〜
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Category: コレおすすめ
必見の、イカの王様
2013/01/14 Mon.
荒れた天気になるという予報どおりか、
東京では雪景色、兵庫では有馬や篠山も。
そんな雪一色の今日ですが、
昨夜は、イカ一色でした、笑
深海魚好きの私も以前から予告で楽しみにしていた、
ダイオウイカの生きた映像が公開となりました。
http://www.nhk.or.jp/ocean/giantcreature/
世界の研究者の方々の、何十年にも渡るドラマとその努力の成果を、
一時間で見られるという贅沢。
(再放送は17日(木)の午前0時25分〜)
映画パイレーツ・オブ・カビリアンの中でも、
船が大きなイカに襲われるというシーンがありましたが、
海には、想像を越えた生物がいるという恐怖と興味とが交錯します。
小さい頃に見たアンコウの絵は、
深い海の底で、おでこからランプみたいなものを照らして、
餌となる魚をおびき寄せる恐ろしいものでした。
いつぞやニュースになったメガマウスシャークの写真も目に焼き付いています。
数年前に「しんかい」が映しだした映像では、
海底から噴出する300度という高温の水流の周りで、
真っ白なウナギや海老のような甲殻類がおびただしくうごめいていました。
海で泳ぐのも、遠泳も平気、熱帯魚見るために潜ったりもしましたが、
闇の底を想像すると、今は背中がぞくぞくします。
さて、ダイオウイカの映像では、
一番の見どころが予告で見えてしまってたというネタバレが残念だったとはいえ、
想像以上に圧巻の姿でした。
真近で見た研究者の窪寺さんの興奮はいかばかりか(イカだけに)と思います。
ドラマを感じたのは、
ダイオウイカが餌となるイカを抱えたまま、
潜水艇を引っぱりどんどん深い海へいざなったこと、
その限界となる1000メートルまで、
窪寺さんは、ダイオウイカとともに海を泳いだことになります。
生きて動く姿を見られただけでなく、
一緒に深海を漂ったというのはさらにいかばかりか、と。
限界点で潜水艇は止まったために、
ダイオウイカは諦めて海の闇へ消えて行ったのですが、
グラン・ブルーという映画では、
ジャック・マイヨールは海の魔力でさらに深みへ。
きっと今までも、
命がけの調査が繰り返されてきたんだろうと想像しました。
大王の名にふさわしい風格のダイオウイカ、
ご覧になってない方は、
直径30センチの目ヂカラ、確認してみてください。
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Category: 花のシゴト
日本水仙
2013/01/11 Fri.
仕事で様々な花たちに関わっていると、
普段慣れ親しんでいると思っている花にも、
まだまだ知らない魅力があることに気付かされます。
この、日本水仙もそのひとつ。

以前はこの小さな、少し地味なスイセンに、
それほど意識が向かいませんでした。
生けばなをしていた祖母は、
福井県出身ということもあってか、
この日本水仙がとても好きだったと、
行きつけのお花屋さんで、亡くなったあとに教えられました。
水仙の、多様な品種のなかで、
この、ニホンズイセン、越前海岸が名所のひとつ。
福井県の県の花でもあります。
真冬の日本海の風を受けながら、
静かに力強く群生する姿は、そのまま、
信心深く粘り強い、北陸のひとのように見えました。
興味を持ったきっかけは、
いけばなの世界でスイセンが大切に扱われてきたことを知ってから。
お正月の素材のひとつとして、
厳しい寒さの中で咲く花は、
いまの温室のランや菊と違って、
昔はとても貴重な存在。
じつは水仙、
葉の枚数や茎の長さで細かく「等級」がわかれていて、
それに比例して価格にも差があるのです。
流派によって違いますが、
その葉を大切に使って、
美しい姿に仕立てて、
(葉の長さやカーブをつけて)
そして改めて、自然の風景として、活ける
そういえば祖母に、
思えば、このことだけ直伝してもらったことに
今気づいたけれど。
水仙の葉のしごくと、
優しいラインに生まれ変わり、
表情がぐっと豊かになることを。。。
2013年の始まりに、
お年賀のアレンジを贈りました。
12月は慌ただしくて、きちんと御礼を伝えられなかった方へ。



早めに仕入れ、
開花調整をして少し咲かせて。
制作には、
上で書いたような、いけばなの作法を取り入れ、
葉と茎を組み直し、花を仕立て、
全体のデザインはモダンに。
ああ、それにしても、
薫り高い水仙のなかでも、
この日本水仙は格別の香り。
松尾芭蕉の、ステキな歌を添えておきます。
其のにほひ 桃より白し 水仙花
新年に清々しく、
優しさを確かめるような香り。
水仙をお年賀に贈る習慣、
もっと広がるといいなと思います。
来年はもう少しきちんと提案していきますね。
さて、レッスンの始まりは、例年通り、
そんな魅力ある水仙をたっっっぷり使った講座。
水仙のシーズンはまさに今です。

日程と場所は以下の通り。
お申込みはHPのメールボタンから。
21日 本町教室 18時〜
22日 芦屋教室 10時30分〜、14時〜
26日 芦屋教室 10時〜、14時〜
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HP : http://www.j-amica.com
facebook : http://www.facebook.com/amicaflowers

Category: amicaのゆかいな仲間たち
恒例の新年会
2013/01/09 Wed.
前回の、初仕事のあとにも、
お年賀のお花のお届けなど、新年からご依頼が続く。
午前に芦屋市内のお届けを済ませ、
毎年恒例の新年会へ。
確か、11月の間に、新年会の予約をしてくれたようで、
まったくその頃には予定立たないなと思っていたのですが。
早めの予約が正解だったのが分かるくらい、
そのお店は満席でした。
ランチタイムだけれど2交代目のお客さんも。
お店の中央にある、シャンデリアを撮影。
お料理写真をどーんと撮るというスタイルは極力やめておこうかと(笑)

それぞれのお正月の過ごし方や、
半年ぶりの、それまでや、近況や、恋バナ♡や、
きゃっきゃいいながらの楽しい時間。。。
色んなことありますが、
なんでも「よい方向」へ転換して、
新しい年を楽しく、力強く、過ごしていこうと。
場所を移して、さらにお茶をして、
次の集まりの約束をしたり、来年の新年会の場所を相談して散会☆
楽しい時間はあっという間。
5時間が過ぎていました。
急ぎ、その日から営業が始まる和食のお店へ。
餅花と、お正月の飾り花、床の間にも。

この日はシンガポールからのお客様が多数いらっしゃるとのことで、
餅花は喜ばれるだろうなあ、と、お店の大将も喜んでくれました。
餅花の由来や、楽しみ方など、日本の文化をご紹介しつつ。。。
それにしても寒いお正月。
でも、そんな中でも着々と準備をしている木蓮。
つぼみが少し膨らんでいるのをみて、心が温かくなりました。

寒さと、年末の疲れなどで、
体調を崩されてる方も多いようです。
どうぞお気をつけて、お風邪などお召になりませんように。
新年会、改めて、いいもんですね、
1月3日の、大阪市西区の某所での新年会も
美味しくて楽しくて、元気モリモリになりました。
笑って、話して、美味しいお料理と美味しいお酒、
良い時間を過ごすことで、
一年をよい形でスタートできるんですね。
パワー注入しました・・・!
お誘いの皆さん、いつもありがとうございます!!!
今年も色んな語らいを楽しみにしています。
さて今年の講座、
始まりは、例年通りの「日本水仙」。

甘く清々しい白い花、
新年の最初を飾るには相応しい花です。
日程と場所は以下の通り。
お申込みはHPのメールボタンから。
21日 本町教室 18時〜
22日 芦屋教室 10時30分〜、14時〜
26日 芦屋教室 10時〜、14時〜
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Category: 花のシゴト
2013年、初仕事。
2013/01/05 Sat.
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
穏やかな元旦、
すっきりと晴れ渡り、空気も澄んでいました。
ふと、大好きな句を思い出しました。
何となく 今年はよい事あるごとし 元旦の朝 晴れて風なし (石川啄木)
まさに、そんな気持ちになるような晴天。

実家の大きなナラの木、
夏は青々と、秋にはどんぐりを、
そして、今は枝の美しさを見せてくれます。
今年は花歴20年、amica10年、
そんな節目の年、
昨年末にひとつ、今までの年月が実った契約がありました。
今年はその実を大切に肥やしながら、
自分のしてきたこと、ひとつひとつ、更に掘り下げて、
専門的である意味マニアックな方向へいこうと思います。
考えただけでも色々なことが思い浮かび、
ワクワクしてきます。
お正月は手づくりの美味しいお節や、
餅匠しづくさんの小餅、
そして、楽しい新年会などでパワーをチャージ。
1月4日は初市、初仕事。
とっておきの素材、花竹を使って、
そこに胡蝶蘭を合わせて、
お仕事始めのお店に。


新年は白いお花がキリッとして清々しい。
お店の方も、12月の赤い装飾とイメージが変わったと喜んでくださいました。
お正月のイメージを表現するのに、和に寄り過ぎないように竹をセレクト。
竹の素晴らしさは、
その清潔な美しさはもちろんのこと、
節目ごとに強く、しなるけど折れない、そんなところが、
いつも、こころに響く素材。
かなり寒い朝(どうやら氷点下)でしたが、
朝から会う人ごとに新年のお祝いのあいさつし、
入荷したての素材を活けるのは、本当に気持ち良かった、、、!
今日の竹と胡蝶蘭、15日ころまでは飾られると思いますので、
ぜひ、美しいジュエリーとともに、ご覧になってくださいね。
quarant'otto(クアラントット)
http://www.quarantotto.jp
[神戸本店]神戸市中央区北長狭通3-12-14 Tel 078-326-4848 水曜定休
[神戸大丸店]神戸市中央区明石町 40番地 1階アクセサリーフロア
[大阪高島屋店]大阪市中央区難波5丁目1-5 1階婦人アクセサリーフロア
さて、白い花はレッスンでも。
21日から、芦屋、本町など、各所で開催します。
テーマとなるのは「日本水仙」、
合わせてお菓子もオリジナルで用意する予定ですのでお楽しみに☆
21日 本町教室 18時〜
22日 芦屋教室 10時30分〜、14時〜
26日 芦屋教室 10時〜、14時〜
では、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
amica flowers
HP : http://www.j-amica.com
facebook : http://www.facebook.com/amicaflowers

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