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amicaの色いろ che colore...?  

芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。

Category: 花のシゴト

元気です! 

2010/03/30 Tue.

 
すっかり日々アップアップで、
UP,UP,?

まあいろんな意味で、

繁忙期を良い勢いで過ごしております。



あまりにブログが書けないでいると、

色々な方から「最近、元気?」とメールをいただいたりして。

ホントありがとうございます。



元気です!

本当に、行き届かず、予想どおりパンク気味ですが、

体調はすこぶる良くて、

日々楽しく、刺激的に、幸せに過ごしております。


婚礼もあり、
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お祝いのお花をお届けしたり、
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牡丹桜をかついで活けに行き、
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それが活けられた風景の中で美しく咲き、
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あるときはカングーのなんとかベルトがブルブル言ってレッカーしてもらったり(汗)
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そして今年初の芍薬を活けたり。(画像は送っていただいたものです)
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レッスンは「自分へ贈る花」、
皆さんのリクエストにお応えしたり、コーディネイトしたり。

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そして年度末、送別のお花がドッと。。。
明日、あさってはそれに加え、
結婚式の二次会、打ち合わせ、雑誌撮影ブーケの準備、、、など。


色々なメールの返信や、経理的なことや、色々と、

行き届かず申し訳ございません。

順次、お応えして参りますので、

よろしくお願い致します。



それから、何かを始めるには4月!

フラワースクールは基礎も含め、

芍薬が登場したりで百花繚乱。

お申込みはお早目に。
スクールの詳細はこちら。





そして、

芦屋は今、桜見頃です!!!

寒いけど、どうぞお越しを!



書きたいことが溜まってます・・・・・・・・・・・・・amica公式サイト

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「あしや・いち」始動と、ふきのとう 

2010/03/14 Sun.

 
昨年10月に開催された「あしや・いち」、

今年初めての交流会が、先日開かれました。

場所は「京料理 たか木」さん、にて。

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高木さん自らが活けられた、
白い椿と、木瓜の花、

エントランスから細やかな心配りの行き届いた、
芦屋で随一の和食のお店。

ここで開かれた「あしや・いち、飲食店チームの交流会」、
総勢20名ほど、夜11時から。

「たか木」さんの厨房で、素晴らしい調理機器、道具類、食器、
そこに歓声が上がったりしながら準備。で、
結局始まったのは午前0時。
私はこの3月を、たか木さんの厨房で、みんなと迎えました。

各店持ち寄りで、ジャンル、国籍、色々な、
美味しいお料理や飲み物がずらりと並ぶ、
とても贅沢な交流会。


正直なところ、それぞれのお店が、
発起人の野菜王子ことCAの福原くんたちとの接点はあっても、
出店店舗同士の横のつながりがあまりなく、
実際「あしや・いち」の現地で一緒にいたものの、
ほぼ初対面という人達もちらほら。

色々な雑談をしながらも、
今年、2010年の、2回目の「あしや・いち」をどのようにしていくか、
昨年の問題点や、類似イベントなどについても話しつつ、
更にパワーアップした、そしてきちんとコンセプトを掘り下げた、
質、量、ともに充実させた有意義なイベントにしていこう、
ということで話はまとまった。



・・・ように、思います(笑)


いや、全く、物販チームの参加者は私くらいで、

チーム飲食のキャラクターの面白さったら!!!

吉本新喜劇かと思うほどの、濃ゆ~い登場人物ばっかりで!

本題をアツく話し合うところでも人情寄りに脱線し、

ついつい笑いに持っていく人や、

宇宙語を話す人や(誰もツッコめませんw)、

とにかく飲みに走る人や(いや、美味しいお酒が多すぎましたw)、

脱線しても主張すべきことはアツく主張したり(寝てしまったりw)、

面白すぎる人達の中で私は、人にもお酒にも心地よく酔いました。


予定終了時刻をずいぶんと過ぎた、午前3時を回ったところで腰を上げ、ようやく片づけに。
たか木さんの厨房で自分が食器拭いたりという、不思議な光景を楽しみました。
まだまだ乾杯したい人を振り切って(笑)、一番ノリに帰路へつき、
寝る前に、買っていただいた「ウコンの力」を生まれて初めて飲んで寝ました。
(いや実際はその日の情報量が多すぎて、目が冴えてギラギラでしたが・・・)

結論としては、
その日一日パア~っと儲けるような浅はかなイベントとは全く違って、
芦屋という街の、様々な表情を知ってもらって愛着を持ってもらうための、
息の長いイベントにしていこう、ということでした。

昨年の参加店舗は100%、2010年もやりましょう!という決意。

皆さま、今年もどうぞ、楽しみにしていてくださいね!
また詳細が決まり次第、ご案内致します。
くれぐれも類似イベントにはご注意くださいませ。




そんな楽しい会で3月を迎えて以降、

大変な忙しさであっという間に沈丁花が香り、そろそろモクレンも咲いてきます。

前回書いた枝垂れ桃も、
たくさんの人の目を楽しませ愛されつつ、ハラハラと散って命を終えました。

そして今週はコレ、
ふきのとう!
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持って行ったお店の大将からは、

「新しいー!」と感激のコメント。



確かに、こんな装花、ないと思います。


何より、嬉しいその言葉が、
また一層の元気と、
次への活力を与えてくれたのでした。


<追記> 数日後、水仙が咲いてきました。

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今月はもう頭がパンクするかと思うような繁忙期、

そして、百花繚乱、最もこの仕事が楽しい季節。


明日はウェディングブーケを届けに行って参ります!


今日はなぜか久々にブリっ子(死語?)して焦った・・・・・amica公式サイト

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生きざま 

2010/03/04 Thu.

 
随分前、たぶん、この仕事を始める前。

「何の花が好き?」と聞かれて私は、

「木に咲く花が好き」と答えていたらしい。



確かに、実家で咲いていた梅を始め、

桜はもちろん、花ミズキ、コブシ、モクレン、アカシア、栴檀、

こないだ書いた椿、広い意味で、藤の花も大好き。


そんな私がこの月曜に、

市場で見事な「しだれ桃」を見て、いや、見上げて、

その素晴らしさに心を奪われました。

大きなその木、無数のつぼみが付いていて、

少しほころんで咲いている花を見ると八重で、絞りのような模様、

そして、同じ木なのに、3種類の花が付いている。

力強い枝ぶりも、花つきも、

まったく素晴らしく、咲いたらさぞや美しいだろうなあ、、、

この花をどこで咲かせたいか、どう生かそうか、


と、何回もそのしだれ桃の前を通っては立ち止り、

妄想を膨らませ、溜息をついては眺め、買うには至らず、、。


そんなことを繰り返していると、

その枝を担当している人が後から声を掛けてきた。

「喉から手が出るほど欲しいやろ」

私は我に返って、いや、全くその通りだと。

そうしたらなんと、原価割れした値段で、その木を売ってくれたのです。

その人が損してまではいいです、と私は言ったのに、

いいから持っていけ、と。

そして大事そうに車に積んでくださった。


これほどのクオリティの花、

どこにどう活けようか。

出来るだけたくさんの、見る目を持った人が、

愛でてくれる、そんな場所。


ここしかない、そんな思いで、

そのお店の大将に相談すると、

いつも花を飾らせてもらってるところではないコーナーを提供してくださった。

そのお店はいつ行っても細やかで丁寧で滋味あふれるお料理に出会えるところ。


とはいえ、あの、四方に伸びた大きな枝が収まるか、

そのコーナーに立ち、イメージを巡らせ、一番美しく見える高さも探る。

家に帰り、しだれ桃と向き合い、もう一度イメージを巡らせる。

あの場所にうまく収まるか、

出来るだけ、どの枝も落としたくない。

どの花も、どのつぼみも、咲いて、みんなに愛でてほしい。



体調を整え、精神を統一し、器類、そして、しだれ桃を運ぶ。

エネルギーを湛えた木を活けるのには、それに負けないエネルギーが必要だから。



コーナーに器を置く。

器に水を湛える。



枝を、しだれ桃を、活ける。



すると、奇跡。

その三角のコーナーに、ぴったりと収まる。

まるで、そこで育ったように。

最も美しい角度が前面に落ち着いた。


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このしだれ桃、

庭師さんの手によって、

何年も手塩にかけて育てられ、美しく仕立てられ、

自信作として市場に出てきた。



それを、市場の担当の人が、

ギラギラとした目で桃を見ていた私に、

多少の損を覚悟でも持たせてくれた。

良い花を活けたい人に、ホンモノを教えるのも彼の仕事なのだ。

今回は損をしてでも、私が良い花を知り良い仕事をしていけば、
見る目のある人からの仕事が増え、
またはその花を見た人の目が肥えていき、
ひいては花業界全体のレベルアップになるからなのだ。



私は、

最もそれが美しく映える、

多くの人に愛でてもらえるところに活ける。



桃が活けられたお店の大将は、

また今日も緩みのない丁寧なお料理を生み出す。

桃の花と相まって、

お客さんは一層季節感と美味しさを楽しむことだろう。



しだれ桃は堂々と、

「この場所で咲きたかった」とでも言うように、

これ以上ないくらいの妖艶さで、

この世の春を満喫すればいい。




しだれ桃を活け終わった時、

なぜか浮かんだ「おれの生きざま」という、言葉。


仕立てた庭師さん、

それを買い付けた市場の担当さん、

それを飾る場所を提供してくれた和食屋さんの大将、

そしてこの、しだれ桃自身、

(そして私も?)


そんな生きざまが、ギュっと混ざり合い、

一つの花の命がここで燃える。

それを見てしみじみ、充実感を噛みしめる。


それぞれの生きざまに、感謝。




活け込みの仕事が、

また更に楽しくなった。




追記:この「しだれ桃」、見ごろは今週いっぱいです。
   美味しい和食と堪能したい方はご一報くださればお店情報をこっそりお教えします。



「生きざま」以外に言葉が見つからなかった・・・・・amica公式サイト

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2010-03