amicaの色いろ che colore...?
芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。
Category: 花のシゴト
インフルエンザとAURA note
2009/01/18 Sun.
1月ももう18日が過ぎました、
色々とご心配をおかけしましたが、
おかげさまでようやく復活(遅)しました。
結局、誰にもうつさなかったようなので告白すると、
生まれて初めて「インフルエンザ」にかかっておりました。
前回のブログの最後でただならぬ悪寒とだるさに襲われたと書きましたが、
犯人はインフルエンザウィルスでした。
本当に、今まで周りにインフルエンザの人がいなくて全然知らなかったけれど、
すっっっごいキツイ・・・。どうりでみんな予防接種受けるはず。。。
扁桃腺で高熱が出ることが多かった私にとっては、
39度という熱には驚かないのですが、
その強烈なだるさ、しんどさ、、、もう、ただただ寝ているしかない、、、
おかげで一日があっという間に過ぎ、数日があっという間に終わる。
とにかく水分だけは摂るようにして、ニュースでさんざん耳にしたタミフルを飲む。
熱が下がっても2日間は感染する可能性があるとのことで、
大事を取って休む、というか、本当にまだまだフラフラしてしんどい。
ロクに食欲が湧かず、体の芯がずっとだるく、一日のうち、数時間は横になる。
正直、ほぼ二週間かかりました。
人によってはざっと一か月かかるらしく、本当に侮れません、インフルエンザ。。。
身体に力がない間は、なかなかモノを作る元気もなく、
それ以前に、仕入に行く運転をする元気が出ない、
それでも世の中は松の内も明けて普段の日々へ。
生け込みも今まで通り、季節のお花に入れ替え。


今まであまり意識しなかったけれど、
生け込みで大きな枝ものなどを扱う場合、
相手も数年以上生きてきた生物、
私が主導権を握って活けるにしても、木々も何かしら主張してくる。
数本ある枝のうち、瞬時に「これが主役」と私が決める、
その主役は急に勢いを持って壺の中で命を燃やす、
他の枝たちは、自分たちも!、とそれぞれに。
その中からまた選び、全体のデザインのイメージの中へ活ける。
その枝は「そう来たね!」と言わんばかりにその位置で命の華を開かせる、
生け込みは即興音楽のように、その都度の空気で変化していく。
今回は病み上がりでなんとなく身体全体に力が入らない、
となると、ふとした瞬間に枝たちと呼吸が合わずに押され気味になる。
そうか、毎回、ある意味こんな激しいやりとりをしていたのか、と。
元気が出て来た頃に、
徐々に春の婚礼の打ち合わせなども次々舞い込む。
ありがたいことに、色々な方からのご紹介が多い。
ようやく遠くまで運転する気分になって、
去年秋からの懸案だったオーディオを見に行く。
日本橋の逸品館へ。
ここへ来るのは2回目、
このゾクゾクするようなマニアック感!
ジョシは今回も私一人でした(笑)

視聴室のソファーでお目当ての機種を聴かせてもらう。

翌日、今度はバング&オルフセンにも行き、ここでも視聴室で最高級を聴かせてもらう。

自分の大事な時間を過ごすためのオーディオ、
これからの長いお付き合いを考えるとやはり妥協はできない。
見た目も大切だし、使う楽しさも欲しい、
機能もこれからの時代を見越してMDじゃなくてUSB入力端子のあるもの、、、。
(私ってホント、こうるさいな、、笑)
で、出会ったのがAURA note(オーラ ノート)。
これをデザインしたのはケネス・グランジさんという、プロダクトデザイン界の重鎮。

そのデザイン、その歴史、もちろん音質、機能、、、。
今の私にピッタリだと思う。
車のカングーもそうだったけれど、
長く愛せる、自分にぴったりのものが、ちゃんと見つかる。
やっぱり根気よく探して良かった。。。
というわけで、
次回からの芦屋教室ではこのAURA noteで心地よい音楽をお聴きいただけます。

今年も五感を刺激する?amicaをよろしくお願いします。。。。。amica公式サイト
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今年最初のウェディング
2009/01/09 Fri.
遅ればせながら、
皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
こうして遅れたのには理由があったのですが、それはまた今度書くとして。
2008年末から年をまたいで準備をしていた婚礼の装花、
おかげさまで1月4日、無事終了いたしました。
主役のお二人にも大変喜んでいただき、
とても心に残る一日となりました。
昨年末最終日の29日に入荷したカップ咲きのバラたち、
そして、アマリリスのクリスマスギフト、
大事にケアしたジャスミン、、、
予定して段取りしたとおり、
すべてがこの日のために照準を合わせて咲いてくれました。





実は、この日の装花は、
花嫁さんがそれまで打ち合わせしていたお花屋さんでは、
イメージが伝わらず不安を感じる、ということで、
12月も後半に入って、急遽、amicaにいただいたお話でした。
お電話で花嫁さんと初めてお話した、そのお声から、
柔らかく、甘い印象の方、と私なりにイメージしていました。
実際にお会いしてお花のご希望を伺うと、
そのイメージそのままの、透明感のある、淡い色合いで、とのこと。
そして、大きな強い葉モノは好きではない、とのこと。
確かにそれも納得、私のイメージにはそれもありませんでした。
前任のお花屋さんにはなかなか伝わらなかったというその「透明感」は、
その花嫁さんの何よりの個性だと私には感じられました。
打ち合わせはものすごくスムーズに進み、
お話はついついお相手様、ガンバ大阪のY選手のほうへ。
このY選手、まだ21歳になったばかりというのに、
ものすごくコミュニケーション能力が高く、場の空気を和ませて下さるのです。
このときは世界3位と決まった試合の直後、
そして天皇杯を控えていたりと大変な忙しさの中の打ち合わせだったのですが、
疲れなど全く感じさせず、とても温かく、謙虚な姿勢で、
そして私の経歴を見て「プロだなーーー!」とか言いながら、
きちんとお花の打ち合わせに楽しく参加して下さったのでした。
お話によると、既に今までに30ヶ国以上へ赴き戦っているそうで、
年齢以上の落ち着きや風格などはその経験から培われたものだと思われました。
そしてサッカーはもちろんチームワークも大切なスポーツ、
先輩、後輩という規律の中で養われるもの(礼儀など)も多くあるのだろうと思います。
いや、本当に、打ち合わせの段階からすっかりファンになってしまった私でした。
当日には、昨年生まれたRちゃんと一緒に。

挙式にはご希望のジャスミンをあしらったキャスケードブーケを。

お色直しには今回のテーマカラーにもなったサーモンピンクのブーケを。

花嫁さんの友人たちへのブーケプルズ、そして独身選手たちへはブロッコリープルズ、

なんと独身選手は25名、かなりの競争率の中、引き当てたのは・・・

やはりこの人!元旦の天皇杯でもシュートを決めた播戸選手!
25分の一の確率、さすが今乗ってる選手は違います、
amicaのブーケは効き目があるので、次に結婚するのは彼に間違いなし!

披露宴の間、100名近いゲストの皆さんは、
様々な人のスピーチ、歌、スライドなどを、
体ごと向けて静かに聴き入り、ときには手拍子もし、
私がそれまで抱いていた「体育会系」のノリのものとは違っていました。
いつだったか司会経験の長い人が、
「人のスピーチを体ごと正面向けて聞く人は優しい人が多い」と聞いたことがあります。
この日はまさに、そういう人たちが多かったようです。
さて残念なことに、
そんな穏やかで楽しいパーティの途中から、
私はなんだか悪寒に襲われ、
二次会のスタートを待たずに無念のリタイア、
お二人へのご挨拶をきちんとしたかった、サインも欲しかった、
そんなことをうわごとのように言いながらも、
稲井クンに送ってもらって帰ったのでした。。。
お開きも終わり、お二人へのご挨拶を終え、
撤去も済んで帰ってきた稲井クン、
なんと、手にはY選手のサインが。

じい~ん、、、、、、、
Y選手のお人柄に、
この気持ちのこもった文字に、
そして、こういうの言い出しにくいのにちゃんとサインもらってくれた稲井クンに。
この仕事やってきて、本当に良かった。
お礼のありがたいお言葉をたくさんいただいたことはありますが、
こうして形になったもの、というのは、また格別で、
この仕事を、きちんと、これからもやっていこう、と、
また新たに噛みしめた、
今年最初のウェディングでした。
2009年、何か良いことがある予感でいっぱい・・・・・・・・・・amica公式サイト
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