amicaの色いろ che colore...?
芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。
Category: 花のシゴト
ワーク・ライフ・バランス
2008/03/25 Tue.
引き続き、頭パンク状態?のamicaです。
あっという間に一週間が過ぎ、一か月が過ぎ、二年くらい過ぎてます。
それにしても、
カングーのリュウさん、本当に素晴らしい車で、
あれほど車選びで悩み続けたけれど、
あきらめなくて本当によかったと、日々見るたび、乗るたびに思う。
自分にとってのオンリーワンには、
いつかきちんと巡り合うのだと思った。
そういうものに出会ったときには、
言葉ではない「直感」でピン!と来るので分かる。
何がどうだから、という理屈ではない。
だからあきらめず、腐らず、日々きちんと過ごしたい。
この先の数か月、
仕事の量が増えるかもしれない。
今はまだ何とも書けないけれど、
今ですでにパンク状態であれば、
きちんと体制、足場を固めなければと思う。
ワーク・ライフ・バランス、
最近様々なところで聞かれるこの言葉、
幸せな人生を送るために、
自分の価値観に合う働き方、
仕事と生活の調和を考えようという概念
花の仕事はとにかく人の手を介して成立するものが多く、
実際、時間と労力が必要であって。
それに加えて技術(&感性)の仕事には終わりがなく、
日々、何か新しいことを生み出していかなければいけない。
花を仕事に、まして自営で、となると更にキリがなく、
なかなかON OFFが切り替えられないパターンが多い。
いや、私もその一人。
今までは全身全霊をかけて、この天職に取り組んできた。
これが何になるか、ある時期まではビジョンなど全く持たずに、
自分の表現手段として最適だったからか、
生活も楽しみもときには健康さえも二の次にして。
でもこれからは、
やはり生活も大切に、
自分自身が幸せに日々を過ごしつつ、
よいコンディションで人に対していきたいと思う。
まだまだどのようになるかわからないけれど、
今年が大きな転機であることは間違いなく、
大事に方向を見据えて、
周りの人たちの応援に恩返ししつつ、
地道にゆっくり歩んでいこうと思います。
この人くらい力抜けるとカッコいいな。
本家のリュウさんに教えてもらったアンリ・サルバドール
http://jp.youtube.com/watch?v=tKybgXkiy_U&feature=related
仕事たっぷり溜まってま~~~す(汗)・・・・・amica公式サイト
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春のハイウェイ
2008/03/12 Wed.
先週末は京都での婚礼があり、
新しいamica号、カングーのリュウさんwにとっては初の遠出。
またまたお花をぎっしり積んで名神高速をひた走る。
至ってエレガントに、名神の一番右車線をエレガントに攻め・・いや、走る。
生まれはフランスのこの車、きっとこんな走りがしたかったのだと、
私が買うまでのこれまでのこのカングー、
試乗車人生(?)を10ヶ月ほど過ごしていて、
街中をチョロチョロと中途半端に走っては停められ、
きっとストレスが溜まっていたに違いない。
名神を走りながら、カングーのリュウさんwの走るヨロコビをひしひし感じた。
人も車も、持てる力を発揮して完全燃焼することが幸せだと思う。
くすぶっていてはもったいない。
空気、光の具合はもうすっかり春、
眩しい名神を走りながらふと、数年前に走ったプロバンスのハイウェイを思い出す。
5月のプロバンスはもう夏の気配で、
クーラーのないレンタカーの窓を全開に、やれやれと思って走り出すと、
なんとハイウェイ全体がハーブ?花?なんともいえない素晴らしい香りであふれていた。
クーラー付きだったらこの感動は味わえなかったかもしれない。
そう書きながら、そのときの私は助手席だった。
マニュアル車で左ハンドルなど、なんとか乗れると思ったのが甘く、
同行の友人にほとんどの運転を任せることになった。
プロバンスの街から街へ、その運転は負担になっただろう。
その友人とは最近しばらく連絡を取ってないけれど、
子育てしながらまた仕事に復帰するとの風の噂。
彼女のことだから、どちらもしっかりやるんだろうな。
遠くからエールを送りたい。
そういえばこの旅ではリヨン駅からニースまで、
一人で夜行寝台列車で移動した。
もちろん初めてで要領が分からず眠りも浅く車酔いもした(さんざんデス)けれど、
階下のおば様とは言葉が通じないながらも微笑みを交わした。
寝台列車を待つ時間、一人の日本人ジョシと友達になった。
旅好きの麻酔科医の彼女と、数時間に渡ってリヨン駅で話し込む。
今は沖縄に移り、愛する人と出会い楽しく暮らしている。
今年の年賀状では可愛らしいチビたんも一緒に写真に写っていた。
旅先で知り合いになって人生の中での長い付き合いになるのは、
「まるで男の旅みたい」、と言われたことがある。
そうかもしれないけれど、なかなかオツだな~、と思う。
このプロバンスの旅ではアヴィニオンという街に心惹かれたり、
アルルのすっごく美味しい魚のスープ(スープ・ド・ポワソン)に感激したり、
長い夜の美しい夕焼けにロマンチックな気持ちになったり、
なんとも思い出深い、人生の中でも大切な旅となった。
そんなことを思い出したのもカングーにしたおかげ、
やはり「乗る楽しさ」を選んで本当によかった・・・。
この日の花嫁さんは文章を書いたり、人に話したり、というお仕事の方、


そんな方も、
嫁ぐ日に披露宴の最後に読む挨拶文は書くことが多すぎて、
または客観的に物事を考えられなくて、
この日の朝ギリギリまで書き上げられなかった、とのこと。
花嫁さんらしい、そんな感想を聞けるのもこの仕事の醍醐味かもしれない。
春の日差しの中、挙式会場へ出発なさるのを見送った。
帰りにはまたまた麩嘉さんで大好物の麩まんじゅうを^^
名神を引き返してアトリエで発送業務などなどを。
春はいいですねえ、本当に。
なんだか心がウキウキします。
今週のレッスンは「春色のアレンジ1」、
ズバリ春の桜色でテンション上げて幸せオーラを呼び込みましょう!!!



この春、桜咲いた方、おめでとうございます☆・・・・・・・amica公式サイト
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Kangoo始動!
2008/03/03 Mon.
ようやく2月の最後になって、
マイKangooがやってきた。
Kangoo納車まで2週間借りていたセニックという車がものすごくインテリジェンスで、
車体の周りに異物が近づくとアラームが鳴るため車庫入れも不安なく、
サイドブレーキはないしライト、ワイパー類は自動だし、
乗り心地は抜群だった。
で、カングー。
人の感覚ってこんなにあやふやなものかと驚いたけれど、
試乗の際に感じた乗り心地と、2週間乗ったセニックとの比較で感じたものと、
びっくりするくらい違う。
まるで「おいらは業務用。」とでも言いたげな。
正直、乗り心地は固いしハンドルは重い。
いや、しかしカングーに聞こえて機嫌を損ねるといけないのでここだけの話だけど・・。
カングー初仕事はいきなりのウェディング会場装花。
普段は飾ったことのない会場をこの日だけ。
チャペル、披露宴会場、キャンドル装飾、ウェディングブーケ、ご両親への花束、など。。
Kangooにびっしりと花、花器、道具類。。。
積み込んでみてついつい口から出た言葉、
「わ~、花屋さんぽい~」
おバカコメントはさておき、とにかくガッツリ積めるので嬉しすぎる。
あああ、カングー大正解。

慣れた会場だと、
ココには何の花が合うとか、
作業する場所、水をくむ場所、動線が分かっているし、
場所の広さ、高さ、サイズが数字ではなく感覚で理解できている。
動き慣れない場所ということに加え、
この日は目の肥えたウェディング業界のプロがゲストとして多数列席。
色々な理由から、「フツウの装花」では許されない空気がある。
花をシゴトとしている方ならお分かりだけれど、
「時間」「予算」がたっぷりあればそれはそれは色んなことができる。
でもそれのどちらもが限られていることがほとんどで、
その中でどれくらいのことができるかが勝負である。
花嫁さんたち、ゲストの方々はもちろん、会場のスタッフの人々にまで、
この日の満足感が得られるような、ひとひねりした非凡な花を。
(出た、非凡!)
コレって何っていえばよいのだろう。
フツウじゃないものでちょっと「おおお、」と言ってほしい(もしくは言わせたい)欲望って。
今回の仕事でもそれが頭の隅でフツフツとしていて、
これがあるから大変だし面白いんだと。
結局セッティング作業は会場で前夜12時までかかり、
私は帰ってからブーケ一式を製作、
翌朝は7時にアトリエ集合(って、NAO君と二人だけど)して納品へ。

チャペルのベンチサイドの装花、
高さが欲しいけど持ってる器の高さが低かったので。。。
アイデアというより、トンチに近い感じでひねり出したもの。


会場はパープルで。
様々なところにキャンドル装飾。


花嫁さんのご希望、バンダのウェディングブーケ、
おそらくバンダ史上最大かと。
美人の花嫁さんにも、シャンパンカラーのドレスにもピッタリ!!!

和装のブーケは胡蝶蘭とアメジスト系の花たちを。
リボンの代わりに房を。

2日で睡眠時間3,4時間?という感じで、
夢の中にもモロモロ出てきたけれど、
無事終了。
素晴らしい花たち、
今回のチャンス、
幸せなお二人、
山科からの助っ人NAO君、
ありがとう。
またこんなチャンスが来ますように!
Kangooの名前募集~!・・・・・・・・・・amica公式サイト
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