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amicaの色いろ che colore...?  

芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。

Category: 私のこと

靱帯のブルース 

2007/03/27 Tue.

意味不明なタイトル、ですが、
靱帯を、痛めてしまいました、
それも自宅から出るときに。

いつもヒョイっとまたぐ、駐車場ゲートのチェーン。
もうかれこれ2年の、慣れた動作のはず、が。
この日はちょっと普段より高くなってたのか?
いやいや、そんなワケはなく、
この日、たった3センチのヒールがそのチェーンにひっかかった。


その日は名人Kぼきさんのところで、
芦屋のレッスン生’さんこ嬢’のヘアメイクリハーサル、
そのあと、ミナミのカニ道楽にて、
カメラの師匠’田邊センセイ’の披露宴パーティの桜満載の装花。

どちらも楽しみで楽しみで、
色々な段取りもあるし、ついつい気持ちが前のめりになる。


いつもならきっとしない動作、
右手に重い台車を持ち、左手に生けこみ道具を持ち、
そんな体勢でチェーンをまたいだ。

先に踏み出した足がひっかかる。
そのまま台車の上に倒れ落ちた。
アゴを打ち、右ひざから落下・・・・・。


多分その台車が大きな音を立てたのか、
前にある公園から人が駆け寄ってくる。
「だ、だいじょうぶですか~~~?!」

私は痛みのせいか?脳震とうのせいか?
本当にしばらく起き上がれず、とりあえずうめく。
痛いし、モーレツに恥ずかしい。


助け起こされ、赤面しながら、お礼を言い、
急いで応急処置に戻る。
両足パンストはビリビリで流血。
両手は擦りむき、アゴは腫れている。
しかし、とにかく急がなければ。


約束の時間からずいぶん遅れて、ようやく到着。
さんこ嬢の美しさに涙する。
リハで泣いたのは初めてだと気付く。
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さんこ嬢、えみち、ひろりん、の
キャッケローネ(イタリア語でかしまし娘、の意味、だと思う、笑)たちに、
とにかく病院へ!と言われ日曜も診てもらえるところへ。

外科の先生しかいないこともあり、レントゲンのみ。
さしあたり骨には異常がないが靱帯が痛んでるらしい、と。
安静にしたようがいい、と言われ松葉杖を薦められる。
しかしそのあとの仕事に、松葉杖はNG。
骨が大丈夫ならOK、と、そのときは安心する。

夕方からはカニ道楽、
久しぶりに会う人たちも多く、楽しいひととき。
しかし晴れの日に足を引きずって申し訳ないな、と。
動物的勘でこれ以上動くと危険と察知して、
撤去は会場のお言葉に甘えて翌日に回す。
写真は前日のもの。搬入を前日にしておいてよかった、、、、、。
当日は桜がちょうど満開に。

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いててててーーー、とか言いながらも、
アクセルを普段どおり踏み込み、家まで帰る。


翌朝、病院で靱帯損傷の度合いを知る。
帰りにはこんな感じに。

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しかし!
今日、MRI検査で予想より軽症だと判明、
昨日よりも動きが軽やかになる。

色々なことがありますが、
通常業務には一切支障はございませんのでご安心を~ヽ(´▽`)/



色々あるよ、いろいろね。・・・・・amica公式サイト






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Category: コレおすすめ

琴線 

2007/03/23 Fri.

ようやく本格的な春が訪れて、
お花見が楽しみになる今日このごろ。
近くの公園の沈丁花はそろそろ咲き終わるのか、
最後の力を振り絞って甘い香りを放っている。


この3月は例年よりも、
卒業のお花を依頼されることが多かった。

晴れやかな日に、一人ひとりにお花を、という依頼が多く、
人数分のお花を一本ずつ巻く。

実際、春のお花で一日持ち歩いても大丈夫なもの、
または子どもが持って違和感のないもの、となると
それぞれのショップテイストが出にくい商品となる。
普段はモードでシックなスタイルのフラワーショップも、
この商品ばかりはやや可愛らしく作る。

それでもamicaで、というリクエストを頂いた以上、
やはり他のショップではない何かをプラスしてお届けすることにしている。

だって、神戸~西宮界隈の卒業式のお花のご依頼は、
何より地元に根付いた証、やはり大切にしたいなと思う。


3月は卒業以外にも様々な門出の季節。
私の知り合いにも、転勤、異動、引越し、転職、、、。
そしてもちろん結婚も。

ひとつのところで過ごしたことを肥やしに、
新しい出発をする。
楽しかったことも、学んだことも、我慢してきたことも、
全部全部ぜーんぶ自分の栄養に変えていけばいいんデス、
過ごしてきた時間に「無駄な時間」はないと思う。

そんな新しいスタートを切る人々に、
「おめでとう!」
そして幸多き日々が待っていますように☆



そういえば先日、
そんな旅立ちが描かれた映画で、
私自身、近年でナンバーワンの一本に出会ったので紹介します。

その映画とは、
芦屋のレッスン生の方に教えていただいた「おばあちゃんの家」

私が「ココロの琴線」という言葉をしみじみ実感した、
才能あふれる韓国の、まだ若い女性監督の作品。
テーマは多分、万国共通の、、、これ以上は言わないでおきます。
とにかく観ていただきたい、できれば静かにじっくりと。

しかし琴線て。。。
 「きんせん」・・・心の奥深くにある、
          物事に感動・共鳴しやすい感情を
          琴の糸にたとえていった語。(大辞泉より)

日本語って素晴らしい、言い得てる。
三味線や太鼓や、笛でもない、
あの長い弦の、大きな強い響き。


琴線に触れるものを作りたい。。。



写真は本日発送の「ご結婚お祝いのお花」。
贈られたお二人はもちろん、
贈った方も幸せになってくださいね。

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お花見に本物のお琴の音が聴きたくなったamica公式サイト

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Category: 生活

オトナの温度 

2007/03/14 Wed.

前から気になっていた「かもめ食堂」を観た。
この映画は憧れのフィンランドを舞台にしていて、
そこには大好きなiittala(イッタラ)のうつわたちを始め、
テーブル、椅子、ランプ、ケトル、トレイ、などなど、
温かく無駄の無いカタチのものたちが登場する。

実はそれ以外には何の予備知識もなかったけれど、
この作品では色々なことが静かに淡々と、大切に描かれていた。


からだを動かすこと、

こころをオープンにすること、

美味しいものを丁寧に作ること、

人に作ってもらうと一層おいしいこと、

人にはそれぞれ喜びも悲しみもあること、

そして、人を静かに見守ること、



じわ~っとだけれどなんだか温かくなる一作で、
自分もすぐに何か料理をしたくなった。
そして、ふつふつと自分なりのヨロコビが湧いてきた。


心も体も健康でいられることのヨロコビ、

人の声に耳を傾け、見守ることのヨロコビ、

誰かをヨロコバせる、ヨロコビ、

自分の信じる道を進むヨロコビ、



そういえばこの間、
ある飲み会で大人のジョシたちの印象深い言葉を聞いた。

「キライと言い切るより、好きじゃない、と表現したい」
「誰も、人のことを裁けない」

どちらもそれぞれ深く、
何かしらそのことで痛みを味わった言葉ではないか、と思う。
感受性に色々なものを沁みこませながら、大人になる。

そして、モノを思う大人だからこそ、人には逃げ道を残す。
大人ならではの、温かさ。


桜の開花は少し先延ばしになったけれど、
確実に春がやってきている。

それぞれに、春風を呼び込んで、
それぞれの人に何かよいことが始まるといいなあ。

もちろんワタシにも(笑)


前々から探していた大きめのプレート、
iittalaのTEEMAのお皿と、Origoのマグ。
映画にも登場していて感激。

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スクールのページが少しリニューアルしました。詳細はコチラ

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パンは「おかわり」。 今日も元気な・・・・・amica公式サイト

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Category: コレおすすめ

セカンドブルーム 

2007/03/07 Wed.

最初に咲いた花のあとに、
新たな花芽をつけて次の花を咲かせることを、
セカンドブルームという。

女性のお年頃は「花」として例えられることが多く、
特に華やぎあふれる若さに対して使われている。
確かにみずみずしさがはじけるような娘時代は、
明るい花のようなオーラで満ちている。

実際の植物の花たち、
次々と花開くものもあれば、一回の開花が長いものもある。
まだ若い苗のうちから花芽をつけるものもあれば、
半年近く土の中で眠ってからおもむろに大輪の花を咲かせるものもある。
スタイルはどうあれ、植物にとっては花はどれも渾身の作。
女性の咲かせる花が人それぞれに道のりがあるのと同様。。。


若さと勢いのある、その花が終わったら。
今度は時間をかけて咲かせる二番目の花、セカンドブルーム。


女性には家庭を切り盛りしたり子育てしたり、
自分以外に時間や労力を傾けなければいけない時期がある。

そういった様々な時期を過ごして、
ゆっくりと訪れるセカンドブルーム。

ようやく取り戻した自分の時間に、
自分への栄養を与えることで、新しいつぼみが膨らむ。
これはきっと30代後半から40代にかけて。


そんなセカンドブルームを優雅に咲かせよう、という雑誌が、
3月7日、全国で発売になります。

「世界で一番、食のレベルが高い街、芦屋」(←納得)も
たっぷり特集されております。

なぜか名古屋と関西では一日早くデモ販売をするのが通例らしく、
早速すっかり読みました。
大好きなあのお店もあのお店も見られるし、
普段は身近ではないけれど目からウロコのファッションも、
何より、優雅な自分の磨き方のヒントがあります。


今、最初の花をイキイキと咲かせている人、

今は花を忘れかけている人、

またそろそろ自分に興味が湧いてきた人、

美しいものが好きな人、

優雅に女性を楽しみたい人、


「GRACE*」


必見です。


創刊お祝いのお花
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でぐ、おめでとうーーーーーワタシも花咲かすよーーー・・・amica公式サイト

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Category: 思うこと

花粉に打ち勝つ! 

2007/03/02 Fri.

のどかな陽射しが心地よくなるこれからの季節、
公園でのランチも楽しみになります。
が、同時に鼻のムズムズと戦わなければいけません。


周りの、花粉症の悩みを持つ人たちは、
それぞれに飲み薬や注射など治療を受け、
できるだけ今の時期を軽く過ごそうとしている。


花の仕事をしていながら花粉症の私、

この時期も、5月も、そして秋にはイネ科の花粉に悩まされ、

日々扱う花の中にも、苦手な花粉のものがある。

そう、1年を通しての悩み。。。


・・・・・だった。
しかしそれも過去の話になってきた。
なぜか年々症状が軽くなっている。

ナゼ?



忘れもしない1995年、
ものすごく花粉症がひどくて夜も眠れず、
某メーカーの薬を数日飲んでいた。
それからしばらくして、
急に肝機能が低下して入院することになった。

その年は、
前年から仕事で大きなストレスを抱えていたうえに、
悪夢のような阪神大震災が起こり、
追い討ちをかけるようにオウム事件も起こり、
そんな中で私は一人暮らしを予定していた。


肝臓の機能が低下する理由として、
お酒、薬品、そしてウィルス性など、様々あるけれど、
そのときの肝機能障害の原因はお酒でもウィルスでもなく、
一過性で結局はっきりとは分からなかった。
肝臓という臓器、
漢方の本などにはストレスに弱いらしいことも書いてある。
ただ、薬品が原因という疑いも捨てきれず、
それ以来、私は坑アレルギー剤が怖くなった。


それからは減感作療法にも興味を示したり、
漢方の煎じ薬、甜茶、ヨーグルトなど、試してはみたものの、
あまり効果が無かった。

世の中で花粉症の人が増えたこともあって、
春先に鼻をグスグス、人前で仕方なく鼻をかむことがあっても、
ご容赦いただけるようになった。


とにかくそんな風に花粉症を野放しにしてきた私が、
例年の三倍の飛散という、記録的な花粉の当たり年に、
すっきりと、全く、
花粉症の症状がゼロになった。

どんなに花粉の飛ぶ日に、
どんなに出かけてどんなに深呼吸しても、
全く、本当に全く症状が出ない!

驚いて喜んだと同時に、

「ナゼ?!」


どんな特効薬が日常に潜んでいるのか、
昨年までと何か違うものを食べたか、飲んだか、
生活習慣が何か違うか、
それはそれは色々と考えてみた。



出た結論。




1つは秋頃から、
寝る前に毎晩、そば茶を飲んでいた。
カフェインがないようで、
穏やかなお味で体が温まる気がした。



そして2つめも秋頃から、
正直言いますが、

恋をしました。




特効薬は、
おそらくあとのほうだろう、と思います。

間違いないです。



この「恋」ですが、
誰かに新しく恋する、ということじゃなくても、
旦那さまに、または奥サマに改めて恋してみるとか、
アジアンスターのジェリーもいいし、
もちろん氷川君もいいでしょうし、
仕事にドキドキでもいいし、

とにかく、
何かトキメキを持って日々過ごすと、
少しだけ花粉症が軽くなるように思います。



ウソだ、と思った方、
是非是非お試しください。



あ! ↑で書いた詳細(特に恋部分)の質問は受け付けません。

&恋したのに症状が治まらない場合の苦情も受け付けません(笑)。


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花粉症の方に優しいお花を使っております・・・amica公式サイト

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2007-03