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amicaの色いろ che colore...?  

芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。

Category: 思うこと

優雅について考える 

2006/06/30 Fri.

「あなたにとって優雅な人って?」
「優雅という言葉から思い浮かべることは?」


先日、そんな難しい質問をたくさん受けて、
一生懸命「優雅」について考えた。


窓から神戸の海が見えるVIPルームで、
来年春に創刊予定の、「GRACE」という雑誌の、
その読者モニターとして、アンケートに答えたのです。

「家庭画報」と「MISS」の、その間の世代に向けた、
優雅をコンセプトにした女性雑誌・・・、ホント今から楽しみでなりません。

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しかしながら・・・、せっかくのインタビューも、
普段考えていないことにはなかなか言葉では出てこない。
いかに仕事と生活に追われているかを実感する。

一緒にモニターになっていただいたのは、
芦屋のレッスンに来られている方からのご紹介のマダムFさん。
専業主婦で子育てもほぼ終わられたというこの方の、
的を射たお言葉とご意見に、私はただ「そう、そうなんだわ」と、
うなづいてばかりいた。
Fさんの、さりげなく控えめながらもTPOにふさわしい装いはもちろん、
身のこなし、話し方、お話の内容、
まさしくこの方こそ「優雅人」!!!
圧倒されて私はその夜、しみじみぺしゃんこになりました。。。



優雅って、
何もいい服を着て、いい車に乗ってることとイコールじゃない。
つい先日も某有名整形外科の女医さんが出ておりましたが、
どんなにいい身なりをして名車に乗っても、
悲しさが漂って見えたのは私だけなのかナ。。。?


さて、そのFさんのおっしゃる「優雅な人」は、
「バランスの取れた人」とのこと。
いいバッグを持っていても家の中がグチャグチャではいけない、
生活すべてに一貫したアベレージがあってこそ、優雅だと。

そして、額に汗して雑巾がけする部分もあって初めて、
優雅な時間が持てる、と、主婦の方らしい見解もお持ちだった。


お花の仕事もそうなんだなあ。
優雅に花を挿すのなんて、仕事全体の十数分の一くらいの割合。
そのほかに地味で手間のかかる、地面に這い蹲る作業も積み重ねて、
ようやく優雅な花との時間が生まれる。



いや~、優雅って・・・?
他の人のイメージ像、有名人、など、
聞けるとウレシイです。


目指せ優雅人!・・・amica公式サイト

*お知らせ・・・お気に入りに登録して下さってる方へ
  URLが「amica.xsrv.jp」になっていたら「j-amica.com」に修正してくださいね。
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Category: 花のシゴト

Thinking of you・・・ 

2006/06/26 Mon.

前回ブログで書いた、
トード・ボーンチェの花器「Thinking of you NOW」を使ったアレンジレッスンが、
先日終了しました。

世界の有名デザイナーとの大それた?勝手な?コラボで、
繊細なデザインとどのように花を合わせようか、
しばし器と向き合い、イメージを膨らませました。

これは普通に小さな瓶(リサイクルグラスなど)にかぶせて、
2,3本の花をシンプルに飾るように作られただろうと思われる、
花瓶らしいフォルムと繊細な装飾が施されている。
でも、あえてそのバランスを違ったものにして、
アレンジで合わせてみるのも面白いかと・・・。


前回チラリズムの効果?もあってか、
レッスンのお申し込みや材料のみのお取り寄せなど、
多くの反響をいただきました。

作品は先ほどHPにもアップいたしましたが、
ランダムに生徒さんの作品をここでも紹介させていただきます。

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レッスンでは、平たいシート状のものを器に組み立てるところから。
既にプラモデル作りのような面白さで、皆さん夢中になり、
器が完成するころにはすっかり愛着の生まれたその花瓶を、
しばらくにんまりしながら眺める・・・。


この花器の名前が深い。
デザインをし、名前をつけたトードさんに聞かなければ分からないけれど、
Thinking of youのyouは一体誰のことなんだろう。

やっぱり誰か愛する人のこと?
それとももっと広い意味で自分以外の人、ものたち?


「贈り物」を考えるとき、
そういえば人は必ず贈る相手を思っている。
嬉しい気持ちの人へ、または気持ちが沈んでいる人へ、
思いを重ねて気持ちを贈る。

花は人の手をたくさん介して育てられ、
最終的に生ける役割の私のところへやってくる。
贈る気持ちに少しでも思いを重ねて、
その花たちを生ける。
Thinking of youのバトンををつなぐように・・・


さて先日のレッスン、
選んだお花は真っ赤なダリアの熱唱という品種。
生きていくには色々ありますが、
人生熱く謳歌しようではないですか♪


アナタはダレヲ想い、ナニヲ熱唱シテマスカ?・・・amica公式サイト



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Category: コレおすすめ

「突出」した才能 

2006/06/16 Fri.

きゃー素敵!かわいい!
商品を見てもらって、まず一言、
手放しのこのコメントを聞くためには、
突出したデザイン」や「突出した色合い」でなければいけない、と思う。

それもたま~に、でななく、
もちろんエブリデイ聞かなければプロではない、と思う。
その打率は12割以上(!)で当たり前、
日々、技も感性も研ぎ澄まさなければいけないと思う。

ましてやウェディングブーケともなると、
特別な日の特別なお花、一生お写真にも残る。
挙式当日に届いたブーケを見た花嫁さんが、
「想像以上です!!!」
と喜んでくれて初めて「プロのシゴト」だと思う。
想像通り、では誰でも出来る。



さて、今日、想像以上のデザインのものを手にした。
来週のレッスン素材、
 トード・ボーンチェの
    「Thinking of you NOW」
という花器。

2003年に英国でのデザイナーズ・オブ・ザ・イヤーの一人にも選ばれた、
オランダ出身の彼は、自然の草木、花、鳥などをモチーフに、
洗練されたデザインを展開している。
以前からランプシェードはインテリアショップにディスプレイされていたけれど、
今年初め、フラワーベースがあることを知った。
是非、今年の夏に、この花器を使いたい、と思い、
ようやく今月後半のレッスンで実現することになりました。

ネット上でも売り切れ続けていたものがようやく昨日、
人数分、ドサっと届いた。
開けてみて・・・いやあ、本当に驚いた。

「想像以上!」


案の定、この花器を見たスタッフや生徒さんは、開口一番、
「きゃーかわいい!」と。


リサイクルグラスを使う、とも説明に書いてあり、
まさにLOHASがコンセプトの花器。

この器を見ていると、自然の野山を想い浮かべる。
そのくらい、数多くの種類の植物が描かれ、
トンボや蝶、小鳥も飛んでいる。

ゴミの分別も大事だし、
添加物は極力、口に入れたくないし、
高くても長く使えるものをしっかり選びたいと思う。

それもこれも大切なことだけれど、
ときには野山の風景を愛着を持って思い浮かべる、
そんな時間も大切だなあ、と・・・。


想像以上で、癒される、
LOHASな花器、全貌はレッスンにて!



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6月19日(月) 本町教室 18時~
6月20日(火) 芦屋教室 14時~
6月20日(火) 三宮教室 18時半~
6月24日(土) 芦屋教室 14時~


Lifestyles of Health and Sustainability を実感するかも?・・・amica公式サイト

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Category: 思うこと

胸騒ぎと人間ウォッチング 

2006/06/10 Sat.

今朝は、INさんと花市場へ。
週末の婚礼と、活け込み、その他のご注文分を買い終えて、
10AMすぎ、市場内のカフェ?喫茶室?「ブーケ」へ行くことに。

車に財布を取りに行こうとした、そのとき、
ただならぬ胸騒ぎ

ときどき現れる、その、変な予知能力、、、
ひさしぶりの友達からの連絡など、前もって分かったりする。

今朝のその胸騒ぎは
自分の持ち物が無くなった、というもの。
急いで車へ行くと、
無い
探すまでもなく、車上荒らしだと分かった。
鍵はしっかり閉めていた。
でも左の後部ウィンドウが、約10センチ開いていた。
花を積む予定なので、車内が熱くならないよう、
窓は少しだけすかしておくことが多いけれど、
今朝に限っては、開け過ぎていた。
泥棒はここからそおっと腕を伸ばしてドアロックを開けて、
難なく持っていった模様。

お気に入りのバッグごと、すっかり無くなっていた。
中にはお財布(ミラノで購入したVALEXTRA・・・泣)、
クレジットカード、キャッシュカード、家の鍵、化粧品。。。
被害総額、10万円・・・



頭が軽いパニックになり、判断力が低下していった。
市場の知り合いに泣きついたり、探してみたり。
市場の社長やらスタッフの人は、口々に「また・・・!?」。
自転車で徘徊している不審者情報が、複数あるらしい。
どこからともなく、泥棒は出没し、窃盗を繰り返している。


ヨレヨレしながらも、
警察に連絡したり、カード会社、銀行、鍵の交換の手配、
何せ、ケイタイは持っていたので助かった。
INさんが冷静でいてくれたので、連絡は滞りなく終えた。
私はヨレていたので、大事なそういう連絡より、
貯めていたスーパーのポイントカードのことを気にしていた。
(↑ヨレすぎ・・・)



市場の「ブーケ」でお茶していたいつもの面々、
思わず飛び出してきて、
真剣に「駐車場にも監視カメラ付けなあかんわ!」とか、
冗談まじりに「社長、はよ盗ったもん出しや~」とか、
とにかく、心配してくれた。


それから近くの交番で被害届けを作った。
担当はスローテンポで汗かきのオマワリさん。
クーラーの部屋でもぼとぼとの汗を拭いている。
「小一時間はかからない」と言われていたのが一時間以上。
そのほとんどがオマワリさんのワープロ作業に費やされる。

普段あまりゆっくりすることのない交番内を見回すと、
全体にヤニ色で、何でも手書きの、アナログの、昭和のニオイの、
今の時代からは取り残されたような世界があった。


汗ダクのオマワリさん、最後にドアから指紋採取。
ドラマで出てくる耳掻きの大きいワタみたいなもので、
粉を付けてテープではがす。
ドラマと違うのは、カッコいいケースではなく、
いかにも「オジサンのお道具箱」みたいなお気楽感。
でもそのツユダク、じゃなかった汗ダクのオマワリさんも、
もれなく拳銃と手錠を腰に下げていた。。。



なくしたものを考えると、
くやしーーー!!! (私の嫌いななんとか小町風~)

けど、このことで、また様々な人のお人柄が見えた。
人情味のある人、親切な人、または若干無関心な人。
へこみながらランチをした「ブーケ」では、
マスターがコーヒーをサービスしてくれた(ジイ~ん)、
それから、市場から帰るとき、どの人も「気をつけてね」と声をかけてくれた。
ジイ~ん・・・


市場の周りは治安があまりよくないけれど、
市場の中には温かい人がいっぱいだな。

それをしみじみ実感した、プチ楽天家の私でした。。。

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写真はその「いつもの面々」。。。


さあて、明日からまたバリバリがんばるぞ、のamicaサイト

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Category: 花のシゴト

ビバ!mixi(ミクシィ)! 

2006/06/06 Tue.

最近の流行として、
知ってる人は知ってるけど、知らない人は全然知らない、らしい。
ヒット曲もそうだし、アイドルもそう。

知ってる者だけで盛り上がって、
その世界で通用したからといって満足するのはどうか、と思う。

だから、ではないけれど、流行にはシビアで冷静、
どちらかというと乗らないほうだったりする。(←やっぱへそ曲がり?)


このmixi(ミクシィ)というサイトに関しても、
いつものように気が乗らなかった。
ちょっとノリが軽くて、気に食わない、と。

ネットの中だけで、個人同士がつながりを持っていくなんて、
あまり信用できないコミュニケーションだとも。
顔の見えない文章は無責任で、
どんな風にでも取り繕うことができてしまうんじゃないか、と。


でもこのサイト、人からの紹介がないと参加できないからか、
実名でない人も、基本的に善意を持って参加しているように思う。
これは私だけの感想じゃなくて、参加してる人からよく聞く話。
単なる書き込みサイト、噂の飛び交うサイトとは明らかに違う。

それを見ると、やっぱり人とのつながりの中では、
人はあまり無茶なことはしないんだなあ、と。
関わりが途切れると、人は自己中心的でヘンな事件を起こしたりする。


さて、そのミクシィ、
今や400万人が登録していて、2005年のウェブ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
社長は30歳、時代の変化やニーズにすばやく反応する反射神経と、
フットワークの軽さを持っている。
利用してみて分かるけれど、なんと上手くシステムが出来てることか、
つくづく感心してしまう。


このミクシィで、人との様々なつながりが生まれるのは楽しみの一つでもあり、
何より、なぜか、自分を知ることになる。
それが、なにやら、不思議で、面白い。


まだ登録していない方、今、入り時ですよ、
なんせ、「amica cafe」という
amica応援コミュが出来たのですから(わー宣伝だ~い)
お家にパソコンがないし~、と言ってる方、
夏のボーナスでドドーンと買いましょう!(すごい強引~)
メールアドレス取得できたら、mixiへご招待!
そこのenさんもいかがですか!


そんなミクシィの「愛妻家」の方々から、
奥様へのお誕生日のお花を依頼された。

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幸せ者の奥様たち、お誕生日おめでとうございます。
そして、世の男性がもっともっともっと愛する人に花を贈りますように~。
そしたらツンデレ間違いナシよ。
(この流行語は広く行き渡ってるカナ。。。)


ツンツンしたアデージョをデレデレさせる花なら・・・amica公式サイト


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Category: 芦屋について

不思議な出会い 

2006/06/01 Thu.

長年生きていると、色々な出会いがある。
ここ数年、一生お付き合いしたいと思う、大切な人たちに出会うようになった。

10~20代にかけて、
私は人ギライ、集まることもキライ、
そして何より、自分のことが嫌いだった。

でもホントは自分がうまく表現できなくて、
自分で自分が納得いかなくて、
それで閉じていただけの、本当は強い自己愛の裏返し、
今になればそれがよく分かる。


今はおかげさまで自分を表現することが出来るようになり、
いつからかオープンマインドでいられるようになり、
そうしているうちに良い人たちに出会うようになった。


それぞれの人との出会いのドラマはまたおいおい、として・・・。


5月、母の日が終わったある日、
ちょっと京都まで行く用事ができた。
理由を話せば長く?なるのだけれど、
とにかく、ある方の作品展のお花を届けに行ってきました。

北大路から徒歩5,6分、で、目指すのは「うつわ屋めなみ」さん。
ここの二階で書と絵画の二人展が開かれていた。

お花をお届けし、作品を拝見し、帰ろうかとしたとき、
なんとちょうど?雨が降り始めた。
まいったなあ、と空を見上げていると、
うつわ屋さんの方が、奥からビニール傘を出してきて下さったのです。


「それなら・・・」とゆっくり器を見せていただくことに。
その道のことはほとんど無知で、いつも「好き」か「キライ」か。
ほとんど買う気持ちはなく(すみません)見せていただいていたのに、
そこにそれはあった。

あっ、なんか気になる、
なんだろう、このこそばゆい形と柄は。。。

うつわ屋さんのお話で分かったことに、
私が手に取ってしげしげ、じろじろ、眺めていたのは全て、
高島大樹さんの作品だったのです。


この作家さん、人気あるんですよ~、
買い出したらどんどん次が欲しくなるんですよ~、
ここまで聞いたら買いたくなるでしょう、うふふ。


うつわ屋さんにそう言われ、
普段はへそまがりな私だけれど、
その器にはひと目惚れ、「買いま~す!」となった。


帰ってからネットで高島大樹さんを調べてみた。

すると、、、

なんと私が以前から行きたい行きたい行きたい(それなら早く行こうヨ)、と思っていた、
芦屋のうつわクウさんで置いておられることが発覚☆
やはり、やはり、何か大好きなニオイがすると思ったら、
こういうことだったのかあ。。。。。。。
(いつも動物的な感じでお恥ずかしい。。。)

それから半月、まだクウさんへは行けてないけれど、
近日中にお邪魔する予定。 

写真はその、高島大樹さんのうつわ。

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レッスンのときに、
お茶の器を全部高島さんの作品でお出しするのが夢デス。

あああ、何より京都へのお花、
玲さん、いつもありがとう、これからもヨロシクね。


花がドラマを呼び寄せます。。。amica公式サイト
6月18日は父の日デスヨ

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2006-06