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amicaの色いろ che colore...?  

芦屋のフラワーアトリエamica flowersの日々。

Category: 花のシゴト

Yes , we can ! 

2006/02/26 Sun.

ウェディングの花に関しては、
私はいつでもそう言いたい、と思っている。

ウェディングは二人の大切なセレモニーであることはもちろん、
二人を長年見守ってきた家族にとっても、
思いを実現する日でもある。

週末に何件もウェディングを受けている大手の業者とはちがい、
やはりキメ細かくできるかぎりその思いを形にして、
主役の二人とその家族、そして友人も、
その日、同じ時間を過ごした人たちに
思いっきり活きのいい、その日にふさわしい花を
添えたいと思う。


花嫁さんのこだわりは特にブーケに表れる。
そしてその花を髪にも飾りたい、と。

割とどのお花屋さんでも、フローリストはブーケに力を注ぐ。
そして残ったお花でヘッドパーツを作る。

正直、私も以前はそう習ったし、疑いもなくそうしていた。

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今まで私が一緒に仕事をしたメイクさんは、
確かに腕がよくセンスもあって色々勉強になったけれど、
「ウェディング・メイク」の表現幅しかなかったように思う。

ただ、ヘアメイク目線で見ると、見方が全く変わる。

よく、
   大きな花はヘッドパーツに付けにくい、とか
   ヘアリースは日本人に合わない、とか言われる。

確かに頭の小さい欧米人なら苦労なく飾れるかもしれない。
でも、花嫁さんの中にはやはり長年の夢を温めている人も多い。

そんなとき、その花が絶妙のバランスでアレンジ出来るような髪形を作り、
その花があしらわれたときに完璧なスタイリングが仕上がるような、
そんな技術があれば日本人にも夢ではなくなる。

そうなのです、私たちは夢を実現するために、
細かく連携を取り、「このスタイルを作るためにはこうしよう」と
有意義なディスカッションを繰り返し、
いつでも花嫁さんの夢に対して「Yes , we can !」を言おうとしているのでした。

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上の写真は'05芦屋モノリスのデビューの日、挙式を上げたまゆみさん。
春の花たちが透明感のあるまゆみさんにお似合いです。
ヘアリースは軽やかさを出すために手グスに施しました。

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上の写真は2005年春に撮影され、
25ansウェディングのヘアメイク号に掲載された桂香さん。


先日、誕生日にいただいたバカラの置き物。

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ウエディングチームのイイ仕事が見れる・・・amica公式サイト



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Category: 思うこと

ホスピタリティ 

2006/02/19 Sun.

先日、誕生日を迎えました。
色々な方からお祝いのプレゼントやメール、ゴハンなど、
いくつになっても誕生日はいいなあ、なんて。

当日は仕事がらみで

               沖縄 
                      ~ ~ ~
にいました。
実はそれまではどちらかというと北海道好きで、
南の島系や沖縄にはあまり興味がなく、行ったことがなかったのです。
汗があまり出ない体質(そうなんですよ、エンコウさん)のためか、
熱いところは大の苦手、サウナも長くいられない。。。

でもなんと今のこの時期、沖縄は春真っ盛り!
花壇では大好きなナスタチュームが咲き、
沖縄の桜?と思われる濃いピンクの花があちこちで咲いている。
沖縄のヒバリ?が聴いたことないくらいのキレイな声で、
波の音に合わせて楽しそうにさえずっている。

宿泊は憧れのブセナテラス
私はそれこそバリ島の豪華コテージなども行ったことがないけれど、
きっとここはそこに通じるものがあるに違いない。。。

静かでゆったりとできて、行き届いたサービス。
ふと浮かんだ言葉、ホスピタリティ
ちゃんと辞書で調べたら、やはり「おもてなし」の意味でした。


ホスピタリティはそのホテルだけから感じたわけではなかった。
沖縄という島全体に、人を受け入れる懐の深さを、
なんだかしみじみ感じてしまったのです。
たくさんの人が恋焦がれる場所であるのが理解できたような。。。

沖縄の島には悲しい歴史がたくさんあるし、
今も大部分を基地が占めている。
ジュゴンの住む海に、滑走路を作ろうともしている。
数年前の台風の年、海水温の異常でサンゴは死滅し、
その白化現象で海底が白く見えるところが多い。



リゾートホテルに泊まりながら環境のことを思うのは
少しオカシな話かもしれないけれど、とにかくこの島を大切にしたい。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」のようにならないよう、
沖縄の春には毎年花と鳥の声があふれていてほしい、と思った、
そんな2月12日でした。

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ホスピタリティのあるサイト(^^;)・・・amica公式サイト

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Category: 花のシゴト

秘話番外編・・・ 

2006/02/15 Wed.

バレンタインとモロモロでちょっと追われておりました。

さて、番外編です。
ホームページは作ってからが勝負!かもしれません。

ネットショップをオープンしたら、
お客さんに来店してもらわなければいけません。

インターネットで
お花を買いたいな、と検索している人や、
お花を習いたいな、と思ってスクールを探している人、
またはすぐに購入しなくても花に関する調べ物をしている人、


そういう人たちの検索にいち早く反応して、
ある意味カユイところをズバリかかなければなりません。
そう、街でポストカードを配ってる場合ではないのです(遅)!

そういう検索エンジンのための対策として、
やはりまずコマメな更新が大切になってきます。
特に私のは季節のある生もののサイトなのでなお更。。。

そこで!
いよいよ私もソフトを購入して更新をするぞ~!
となったわけです。 必要なのは・・・
macromedia社の「Dreamweaver(ドリームウィーバー)」
「Fireworks(ファイアワークス)」


が、実際どこへいけばソフトって売ってるのか???
その筋の方に聞いたところ、日本橋にあるとのこと。
関西では電気街で有名な日本橋、
私はほとんど行ったことがないけれど、確かにありそう。

さて、乗り込んでみて、右も左も分からない電気街、
大きめの○○ムセンとかに入ってみたものの、ソフトはなし。
というかソフトってどんな形してるの?(遅)(恥)
仕方がないので店員さんに聞いてみる。


で、教えてもらったソフトショップにたどり着いて・・・、

我が目を疑った・・・!

お店の外観は全てアニメのポスターがベタベタに張り巡らされ、
アニメキャラの等身大のボードが所狭しと置かれ、
BGMにはもちろん何かのアニメの主題歌なのか、
カワイ子ちゃん系の高い声の歌がガンガン流れている、
そして何より、

黙々と商品を見ているお客の人全員、
エレベーターから降りてくる人、トイレから出てくる人、
そして店員さんまでも、
一人残らずみんなオ○クな方々・・・!

面白すぎる。
リュックを背負っていないのは私くらい、

そう、ココは東京で言う「アキバ」なのでした。



さて、HPの更新。
検索エンジン対策とこの更新に関しては、
私は頼れる名人を味方にして、今の順調な毎日がある、とも言える。

その名人とはstudio-brainの今井さん
この業界には珍しいのでは?と思えるアウトドア派の方で、
ちゃんと早寝早起きをして新鮮な空気を吸って、
とても健康的にウェブのお仕事をしている。

また、私のような初心者のベタな質問にも、
ちゃんと分かるように要点を押さえて伝授してくれる。
何かの専門家ともなると、ついつい余分な専門知識を語る人が多いけれど、
今井さんはいつも必要最低限。 大変ありがたい。

おかげでソフトの使い方はもちろん、検索エンジン対策、
今のサーバー事情やブログのことなど、
いつも的確にサポートしてくれるのです。


最初の頃の更新は頭から湯気出しながらでしたが、
(ホント、マジでそんな感じ)
今ではサクサクできるようになりました。

またアクセス件数のほうもスタート時には一桁だったのが、
今では日に数百件、皆さんにご愛顧いただいております。
今井センセイ、ありがとうございます!


・・・というわけで、ホント知恵熱出る勢いでしたが、
新しいことをするって、本当に面白い。
目指す方向が見えれば何も苦になりません。
ここでホームページ誕生秘話は無事完結。
長いストーリーを読んでいただきましてありがとうございます。
次回、私のバースデー秘話(秘話ばっかり!)です。お楽しみに。


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結構コマメに更新してます^^v・・・amica公式サイト



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ホームページ誕生秘話3 

2006/02/08 Wed.

いよいよ完結予定?のお話です。

よく聞かれる質問、
「ホームページっていくらくらいで出来るの?」

もちろんピンきり、
ページ数によっても違うし、デザインのクオリティや、
動画やその他の効果など、凝るとキリがないもののようで。
モノを売る目的のサイトか、単純にファンを増やす目的のものか、
前者は買いやすさや眼を引く効果を優先し、
後者はブランドマーケティングのためにデザイン性が重視されるなど、
どの辺りのポジションに身を置くかを考えなければならないのです。

私が最初に思い描いていたのは、
単純にトップページ、アレンジのページ、ブーケ、スクール、・・・
と全部数えて6ページくらい、という簡単なものでした。
予算も驚くほど低く、ようやく形になるかどうかという程度でした。

それでも様々な人たちのおかげで、
なんとか2003年の10月にはデビューを飾り、
2004年の1月にはヤフー登録も果たしました。
名刺や簡単なパンフ、作品ファイルやポストカードを作り、
知り合いにURLを知らせて、とにかく一人でも多くの人に見てもらおうと、
街中のポストに入れて歩いたこともありました。(アナログだな~)

日に日に定着しつつあるHPでしたが、
私の中にも「もっとこんなことがしてみたい」とか、
「ここをもうちょっと直したい」とか、なんだかワクワクしてきて
やはりHPが自分のショップなだけに、色々手を入れたくなりました。
多分お店を初めて持った人が一日中ディスプレイに余念がないのと同じだと思うのですが。

ここで問題勃発!
請け負ってくれていた人がそこまではムリだったようで、
元々お忙しかったこともあって全てがストップしてしまいました。
そろそろ一大イベント「母の日」のことも考えなければならないときで、
これまた大ショックでした。

だって、「HPを作り変える」⇒「URLが変わっちゃう」
ということです。
そうです、言ってみれば振り出しです。
告知したものや印刷物が無駄になる、というワケです。

まあ、考えようによってはまだ傷は浅い。
いつでも楽天家な私(涙)はそう考えてまた立ち上がりました。

この頃になると、私が書いた原案は20ページのHPになっていました。
花嫁さんのページを作りたかったし、レッスンで皆さんの作品も掲載したかった。
でもこのとき「母の日」を控え、私には時間が無かった。(また!)

女性のウェブデザイナーのNさんにお願いすることにしたのですが、
プロの方の相場として「1ページ2万円」と言われました。
てえことは・・・かける20ページだから・・・。
というわけでそこからかなりお安くしていただいたものの、
どこへ出しても恥ずかしくないHPをお願いしたのでした。

あ、ここまで書いて今回では完結しない予感が。。。

デザインのラフが仕上がってから、かなり色々変更になりました。
「シンプル」にしたいという希望だったのですが、
どうしても女性らしい、お花お花したフェミニンさがあり、
デザイナーさんの腕の見せ所でもあるその部分をカットしていただくのには
バトル風?のやりとり(笑)もありました。

しかしながら、この方は本当にプロでした。
ほぼ一週間で全体を仕上げ、校正を繰り返してモロモロ追加して、
それでも二週間で完成させてくださったのです。
毎日深夜までメールや電話でやりとりし、
ようやく2004年の4月半ば、今のHPの原型が完成したのでした。

おかげさまでその年の母の日には全国から予想以上のご注文があり、
ネットの力、広がりの楽しさを感じながら、
目の回る忙しさを体験したのでした。
(全部一人でこなしたから、で数はたいしたことないデスwww)。

そうなのです、本当に北海道から沖縄まで、
様々なところからご注文があります、もちろん海外からも。
韓国在住の男性から、日本に住む彼女へ、とか、
アメリカに住む娘さんから、日本のお母さまへ、とか、 
なんと先日は「ビバリーヒルズ」からもご注文をいただきました。

(ヴィオラさん!和歌山のビバリーヒルズと違うからね~!)




あ、大事なお話が書けずじまい!
やはり番外編が出来てしまいました~!
というわけでまだちょっとだけ続きます。。。

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生みの苦しみ?のあとには・・・・・amica公式サイト

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ホームページ誕生秘話2 

2006/02/03 Fri.

「ホームページ」を持ちたい、というお花屋さんは多い。
でも一般的な意見として、
それはあくまでもファンを増やすためのもの、としてで、
実際の売り上げをそこから多く上げようとはあまり思わない。
よほど「楽○市場」などの商店街系に出店しない限りは、
ある程度の顧客が付いて初めて、広がりがあると言われている。
言い方を変えれば、
何もないところからHPだけでスタートするのはやや無謀とも言える。

私もネットで始めようと決心したときには、ある程度の顧客を持っていた。
それに、10年かけて培った関連業界とのつながりもあったので、それも見込んでいた。

しかし!信じられない出来事が!
それをある人に話してしまったがために、
そのままソックリと持っていかれることになってしまったのである。
まるで生き馬の眼を抜く世界・・・?!
商売と、人の恐ろしさを味わうことになった・・・。

でも、打ちのめされて将来が見えない、と
立ち止まっているわけにはいかない。 前へ進まなければ。。。
普段以上に(また!)ペシャンコになっていた私に友人が、
「新しいお客さんを見つけていけばいいやん、それも面白いよ」と。

そんなわけで、ナイナイ尽くしなうえに、
ありえないくらいやや無謀なスタートとなった。


ホームページを作ってくれるひと「ウェブデザイナー」さんは、
私の周りには一人もいなかった(泣)。
知り合いの知り合い、そのまた知り合い、というところまで聞き回って、
ようやく形にして下さる人が見つかった。

パソコンを購入すると同時に様々なHPを見て現状を把握し、
原案を練って写真とテキスト(文章)を用意し、
デザイナーさんに託し、amicaのHPがとにかくデビューした。
ショップ名、ロゴ、名刺、パンフなど、同時進行で。
空白期間を作らずにオーダーを受けたい、そして、
新たな販路開拓のために営業に行きたい・・・。


そんな、人間不信の、カリカリと焦っていた私のところに、
とあるギャラリーから個展のお誘いをいただいた。
光栄だった。 でも私にやれるのかしら?
正直、その時期仕事以外にも悲しいことがあったりして、
精神的にはボロボロな時期だったので、
作品が作れるのかどうか、自信がなかった。

でもせっかくのお話、差し伸べられた手、
とにかく全力でやってみよう、と、お受けすることにした。


この個展、
本当にキツかったけど、
色々な人に出会え、励まされ、ものすごくウレシかった・・・・・・・。

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こうして、私の2003年が終わろうとしていた(北の国からの純くん風)。
しかし、このあとしばらくして、
ホームページは振り出しに戻るのでした。。。誕生秘話は続く。。。

個展のページはアレンジのページから・・・amica公式サイト

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2006-02